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琴葉の心情



私の大親友はとにかくモテます!

本当にかわいくて天使みたいな親友なのです。


今日は修学旅行の班決めがあったんだけど、あれどうみてもゆかちゃんを取り合うイケメンたちだったじゃない?

あの光景よ私の目指していたものは...!

さすがのゆかちゃんも自分がモテるって自覚してきたかなって最近思ってたんだけど、少し探りを入れてみても相変わらずの鈍感さんなの。


そんな彼女も最近恋をしてるみたい。

まだ気づいてないようだけど、近くで見ているとすごく分かりやすい。

無意識に目で追ってるみたいだし、あれは恋する目よね。

ゆかちゃんの恋が実ることを願っているけど、まだ自分の気持ちに気づくには時間がかかりそうかな?


教えてあげたい!っていう気持ちも芽生えてくるけど、ゆかちゃんの初恋は自分で気づいて欲しいっていう気持ちが私の中に強くあるんだ。


まぁ1番心配なのは弟くんだけどね。

弟くんのゆかちゃんへの執着心はすごいし、絶対気づいたら邪魔してくる。

今は気づかないことを願うばかりよ。



そうだ突然だけど私とゆかちゃんの出会いを聞いてくれる?

何言ってんだって思うかもしれないけど、私実は意外とモテるのよ?

だからあの入学式の日も誰かに一目惚れとかされるんじゃ...なんて浮かれたこと考えてたの。

でもそれは全く逆で私が一目惚れしちゃったんだ。


あれは新しいクラスに入って席に着いた時のこと...


「あ、あの」


少し緊張した声で私は後ろの席の子に話しかけられた。

私が教室に入った時彼女の後ろの姿しか見てなかったから、振り返った時本当に驚いたの。

だって今まで見たことがないほどの美少女がいたから。


「私成瀬結華っていいます。えっと...あなたの名前は?」


そう聞かれているのは頭で分かってはいたの。

でも私咄嗟に答えれなかったのよ。


「えっと聞こえてる...?」


「はっ...可愛すぎて見惚れてた...。えっと、私七森琴葉だよ!」


「七森さん...!」


そう言いながらパァっと顔を輝かせてゆかちゃんは私の名前を呼んだ。


(何この子!可愛すぎない?行動も癒されるし控えめに言って天使だ)


「琴葉でいいよ!私もゆかちゃんって呼ぶし!」


「うん...!琴葉ちゃん!それでね!わ、わたしと...友達になってくださっ!」


「え!?」


その時一瞬何が起こったか分からなかったわ。

だって目の前の美少女がすごい勢いで机に頭ぶつけてるんだもの。


「お恥ずかしいところを...」


そう言ってゆかちゃんは恥ずかしそうに自分の額をさすっていた。


「大丈夫?赤くなっちゃってるよ...」


私は自然と彼女の赤いところに手を伸ばしていた。


「友達はこちらこそだよ!これから仲良くしてね!」


「ほんとに!?嬉しい...よろしくね!」


ゆかちゃんとの出会いは自分の偏見を180度変えるそんな出会いだったの。

今まで出会ったかわいい子って大体自分のプライドが高くて苦手だったんだ。

だから薄っぺらい付き合いしかできなかった。


でもゆかちゃんは違ったの。

誰よりもかわいいのに変なプライドもってないし、人一倍優しい。

少し鈍感すぎるけどそれもまた可愛いと思えたし、何より守りたいって思ったのが初めてだった。


ゆかちゃんが勇気を振り絞ってあの時声をかけてくれたおかげで私はかけがえのない親友に出逢えた。


だからこそわたしはゆかちゃんの恋を全力で応援してるの。

大好きな親友には幸せになってもらいたいじゃない?

だからとりあえず今私の恋は後回しよ!

自分も気になってる人がいるのはまだ内緒...

いつかゆかちゃんが本当の恋に気づけて幸せになれた時私のことも話せたらいいな。


とりあえず次は修学旅行ね!

何か進展が起きるはず!きっと!

そのためにはあの人にも頑張って貰わなきゃね!



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