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楽しくなりそう...!




今日は私が少し頑張らなきゃ行けない日!

なぜなら修学旅行についての連絡事項の時間があるからです。

私はイベント委員だから前に出て説明をしなきゃいけないんだけど、ちゃんとできるか心配だ。

クラスのみんなが優しいのは分かっているが、何か失敗しないといいけど...。


そんな気持ちがありつつもその時間はあっという間にやって来た。

私は琴葉ちゃんに背中を押されつつも前に出る。


(ふ〜、とりあえず修学旅行の説明でその後が注意事項だよね)


少し深呼吸をしてクラスのみんなの方を向いた。

わくわくとした目でこちらを見つめている。


「えっと...まず修学旅行先は北海道に決まりました」


その言葉にクラスメイトたちが一喜一憂している。

どうやら沖縄に行きたかった人達も多かったらしい。


そこからもクラスのみんなは真剣にゆかの話を聞いてくれた。

じっと見られる視線は少し緊張が増したが、ちゃんと聞いてくれるその姿がゆかは嬉しかった。




「......ということで、私からの連絡事項は以上になります。これから班決めを各自行ってください!」


そう最後まで伝えることができた。

クラスメイトはゆかの頑張った姿を見てつい拍手をしていた。

どこまでもゆかにはあまあまなのだ。

そんな光景に担任は少し呆れていたが...。


修学旅行は3日間の時間がとられている。

1日目はクラス行動

クラスのみんなで先生の指定した場所を周り、地域の特徴を学ぶ。

2日目は自由行動

この日は誰とでもどこへでも自由に好きなところを観光できる日。

そして最終日は班行動だ

あらかじめ班を5人ひと組で決めておき、観光地や先生から指定された場所を回る。



自由行動は琴葉ちゃんと2人で回るとして、問題は班行動だよね。

5人となると誰と回ればいいんだろう...。

そう迷っているとさっそく隣の席から声がかかった。


「ねぇ、ゆかちゃん!班行動俺を入れてくれない?」


「一条くん!確かに一緒の班は楽しそうだね!琴葉ちゃんはどうかな?」


「もちろん大丈夫だよ!ということはあと3人だね」


一条くんとは正直気まずくなると思っていた。

でも一条くんは次の日からも普通に接してくれて、今では自分にとって話しやすい友達だ。

相変わらずアピールもされてはいるが、最近なんだか慣れてしまっている自分がいる。

そのやりとりでさえ楽しいと思える。


するとまた声がかかる。


「あの成瀬さんたち、僕も入れてもらっていいかな?」


そう少し遠慮がちに聞いてきたのは聖くんだった。

最近ゆかは聖くんと仲良くなれている気がしてたので、その一言がとても嬉しかった。


「聖くんがいるのは心強いよ!」

「確かに!頼りになる」


そう私と琴葉ちゃんは賛成した。

聖くんはすごくしっかり者だから一緒に回れるのは頼りになる。


「それは嬉しい。えっと一条も僕が入っても大丈夫?」


「ゆかちゃんがいいって言うなら俺は全然!まぁよろしくな」


と一条と聖はそんな会話をしている。


ゆかはこの2人が話してるの珍しい気がするなと呑気なことを考えていたのだが、実際2人にはばちばちと火花が飛び散っていた。

お互いライバル同士思うところがあるのだろう。


「あと1人!誰かいるかな?」


ゆかの言葉にクラスのみんなは反応をしている。

あと1人の枠に自分が入れたら...そう思いながらもなかなか勇気が出せない。

しかも一緒の班で確定しているのは、クラスのイケメン2人とこのクラスで2番目にかわいいとされている女の子。

なおさら男子たちは圧倒されて入れず、女子たちも恐れ多いとただ見守っているだけだ。


「ゆか大丈夫だったか?」


ゆかの頭の上から突然声がした。

少し上を見上げるとそこには奏ちゃんがいた。


「大丈夫って何が?」


きょとんゆかは首を傾げる。


「お前緊張しいだからちゃんと発表できたかなって」


「あ〜大丈夫だったよ!わざわざ来てくれたの?」


「まぁな、幼なじみが心配なもんで」


そう言って奏ちゃんは微笑んでいた。

私の幼なじみは本当にどこまでも優しい。

些細なことにも目を向けてくれる自分の一番の理解者だと感じる。

高一のしばらく話していなかった時期が嘘のように最近はクラスに遊びに来てくれることも増えた。


そこでゆかはひとつの案を思いついた。


「奏ちゃん!私たちの班に入ってくれない?」


そう言うと奏ちゃんは少し驚いた顔をした。


「は!?俺?」


ゆかにとって奏はどこまでも心安らぐ存在だ。

そんな奏がいたら修学旅行がもっと楽しいと思ったのだった。

最近は奏と作れていなかった思い出をゆかは作っていきたいと感じた。


「だめかな?私たちあと1人を探してるんだ...」


「いや、てか俺でいいのかよ?」


そう奏ちゃんは私以外の班のメンバーに確かめた。

するとみんな頷いてくれた。


「そっか...確かに俺もまだ班は決めてなかったしお邪魔させてもらうよ。よろしく!」


こうして私の修学旅行の班のメンバーが決まった。

琴葉ちゃん、一条くん、聖くん、そして奏ちゃん!

少しずつ話せるようになってきたクラスメイトと頼りになる幼なじみ、そして大好きな親友が同じ班になったのはゆかにとってすごく嬉しい。

すごく楽しくなりそうな予感がする...!




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