ずっと一緒 (優視点)
俺は姉ちゃんが世界でいちばん好きだ。
俺がどんな格好をしていても変な偏見を持たずに接してくれる。
学校のやつらは正直面倒くさい。
俺とは直接話そうとはしないし遠巻きで見てくる。
ラブレターとか靴箱や机の中に入れて自分で持ってこようとはしないんだ。
結局それは俺が怖いってことだろ。
それなのに好きとか言ってんなって思う。
俺は姉ちゃんから好かれてたらなんでもいいんだ。
だから1人でもやっていける。
でも怜はそうじゃないみたいだ。
一人でいるところを見るけど少し寂しそうにしている。
そんな時話しかけてやるとすごく嬉しそうな顔をするんだ。
家族は嫌いじゃない。というかむしろ好きだ。
だから俺が悪いことをして悲しませたくないし大切にしたいと思う。
ずっと家族といられたらなと思う。
それなの姉ちゃんは彼氏が欲しいとか言うんだ。
この前聖とか言うやつと帰っていたのはむかついた。
しかも姉ちゃん少し楽しそうにしてたしさ。
姉ちゃんはずっと僕と一緒にいて欲しいんだ。
だから彼氏なんて作ってほしくない。
でもその後のデートは最高だった。
姉ちゃんは恥ずかしそうにしてたけど、久しぶりに手を繋いで歩けたし。
俺達も周りから見たらカップルに見えるのかな?
とか妄想してしまった。
それに俺の選んだ服を着て喜んでくれた姿も最高に可愛かった。
なんか自分のものって感じがして嬉しかったんだ。
今度姉ちゃんが俺の選んだ服を着てたときには絶対兄ちゃんたちに自慢してやるんだ!
兄ちゃんきっと嫉妬するだろうな...
でもそれすらも面白いし楽しいと思える。
でもこの前のデートで1番最高だったのは姉ちゃんとプリクラを撮れたことだ。
頬にキスをしたらあんなに顔を真っ赤にしてほんとに可愛かった。
実は俺も少し緊張してたんだ。
引かれたらどうしよう...とか。
でも姉ちゃんのレアな姿が見れて超ハッピーだった。
最近思うことがあるんだ。
俺の姉を思う気持ちってほんとに家族への気持ちだけなのかなって·····。
でももしそれが家族への気持ちじゃなかったとしてもきっと姉ちゃんは俺を見捨てたりはしないと思うんだ。
きっとこの気持ちを伝えることはできないだろうけど、姉ちゃんは一生一緒にいて欲しい。
それぐらい俺にとって大好きな存在だ。




