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全校集会


なんだか今日はいつもと違う朝だったと思い返す。

こんなにクラスの男子と話したのは初めてだった。

自分から頑張ろうと思ってたのに話しかけてもらっちゃってラッキーだったとか思っちゃってる。


(それじゃだめだ!第一挨拶したぐらいだしなぁ)


「では次は生徒会長の挨拶です」


(いけない!ぼーっとしてた!)


今は月に一度ある全校集会だ。

そしてこれから聖くんが挨拶をする。

こんなにたくさんの人の前で堂々としているなんてやっぱり聖くんはすごい。


(ん?なんか目が合ったような...? ってそれは自意識過剰にも程があるか)


さすがにこんなにいっぱいいるなかで目が合うとかないよね。

それにしても聖くんは人気がある。

ほかの人の話はうわの空で聞いてる女子生徒たちは聖くんの挨拶の時だけは真剣だ。


(私今までこんなことにも気づいてなかったのか...。あ、そういえば全校集会だから瞬もいるんだよね)


瞬が入学してからは初めての集会だから一緒のところにいるのはなんだか不思議な気持ちだ。

そう思いながら弟の姿を探す。


(あ、いた!ってかこっち見てるなぁ)


瞬はずっとこちらを見てたみたいで私と目が合って嬉しそうに笑って手を振っている。

そして何かを口パクで言っているようだ。


(·····えーっと「まってて」かな?)


どうやら集会の後待っててって伝えたいみたいだ。

私は小さく手でおっけーと伝えた。



集会が終わると瞬が私の元へとやってきた。


「瞬どうしたのー?」


「姉貴が学校で同じ空間にいるのが嬉しくて話したくなった。眠そうにしてて可愛かった。」


「う、バレてる。そんなに見てないでよ〜」


「やだ。全校集会は姉貴のこと見るためにきたもん」


瞬は相変わらずほわほわしてて恥ずかしげもなく言ってくる。


「そうだ今日放課後暇?俺部活休みになったから一緒に帰りたいんだけど」


「放課後は図書館に本返しに行かなくちゃ!少し待ってて貰えるなら平気だよ」


「全然待つ。よかった」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


放課後少しでも早く本返して瞬の元に行こうと図書館に向かったがまだ空いてなかった。


(少し早く来すぎちゃったかな〜今日は司書さんいないみたいだし図書委員さんすぐ来るかな?)


「あ!ゆかちゃん!図書館に用事?」


「琴葉ちゃん!そう、本返しに来たの!」


「私図書委員で今日当番なの!ごめんね待たせちゃって」


「いやいや全然待ってないし大丈夫だよ」


なんと琴葉ちゃんが図書委員の当番だった。

それなら教室から一緒に来ればよかったな。

そんなことを考えてるうちに琴葉ちゃんが図書館を開けてくれた。


「よし!返却だよね!」


そう言いながらテキパキと返却の手続きをしてくれた。


「琴葉ちゃんありがとう〜!あ、そういえば課題で必要な本があるんだった!ついでに探してこよ〜」


「そういえば出てたね!行ってらっしゃい」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(あった!これ借りて早く瞬のとこ向かわなきゃな)


琴葉に本を借りる手続きをしてもらっているときに、図書館のドアが開いた。



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