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A final sacrifice

 僕と北川さんは、はっとして小さな女の子を見つめた。

 高価なビスクドールのように綺麗で、ちょっと浮世離れした片眼鏡の小さな女の子は、そんな僕らを意に介さず桜色の口だけを機械のように動かし続ける。

「何もおかしな事は言っていない筈です。お婆さんに訊いたんですよ」

 実際は訊いてなんかない。相手を焦らせるための、稀子の罠だ。

「プレゼントなんか、渡していない」

 稀子の目が光る。

「確かに魚は発泡スチロールに入れて、奥さんに渡した。でも、プレゼントなんかしていない!」

 北川さんは何を言っているんだろう。稀子が言うプレゼントとは、おすそ分けの魚を指していたんじゃなかったのか。

「七海」

 稀子が北川さんを見据えたまま、僕を呼ぶ。


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