移動
「アリューシャ~今どのくらい?」
ミラは身体に仙法で身体を強化しながら、アリューシャを担ぎ、移動している。
その仙法を使用した高速移動に、森の中の魔獣や魔物は近づくことができずにいる。
近づくことができた魔獣や魔物も仙法で身体全体に風を纏っているためはじかれていく。
「うぅ今のわ……私に聞かないで………ください」
ミラの高速移動にアリューシャは身体がもたずにフラフラとして、ミラの背中に何とかしがみ付く。
「う~ん、じゃあ少し休憩しようか」
ミラもアリューシャのグッタリした様子に気をつかう。
「はぁい…………ありがとうございます」
ミラの休憩の言葉にアリューシャの顔が輝く。
「それじゃ、召喚オオカミさん」
ミラは召喚魔法を使い、召喚獣契約をしているオオカミを召喚する。
「がうぅ、ガルぅ」
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あれから30分ほどアリューシャの復活を待って、オオカミさんに乗って移動を始める。
仙法を使った移動はアリューシャに高負荷がかかるのでやめた。
(やはり仙法は強力だが使いどころが難しい)
「オオカミさん、疲れたらいつでも言ってね、休憩するから」
ミラは白銀のオオカミの背中に乗り、高速で移動する。
(そういえば、オオカミさんに肉を取ってきてもらうの忘れてたな)
「この白銀のオオカミってフェンリルですよね!!!」
大声でアリューシャがミラにオオカミについて説明する。
「まぁフェンリルだろうとオオカミさんはオオカミさんだよ」
「もう嫌だ………私の常識が崩れていく…………意味がわからない」
(所詮、個人の常識なんてものは大したことのない儚いものだろうに。アリューシャは大げさだなぁ)
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あれから1時間ほどオオカミさんを使って走ると街の壁………というよりも城壁といっていいような巨大な壁が現れる。
「ここからは、フェンリルは帰還させてください。門番もさすがに通してくれませんからね。」
「へぇいへぃい~。それじゃオオカミさん帰ってね」
ミラはフェンリル2匹に手をかざし、2匹の足元に魔法陣が現れると、2匹は魔法陣に包まれマイハウスへと転送される。
「それでは、街の中に入りましょうか」
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城門へと近づくと、衛兵のような人達に止められる。
「止まれ、身分証を見せろ」
鎧を着た衛兵にミラとアリューシャは止められる。
(身分証………身分証………ないよ?)
がんばって更新していきたい............できるよ............たぶん




