旅路
「一稼ぎするのでしたら冒険者が一番、てっとり早いのではないでしょうか」
(やはり冒険者という職業があるのか。まぁ私自身がチート使用なので大丈夫だろう。
問題といえば冒険者にランクがあった場合、ランク上げが面倒なだけだろう。)
「そういえばアリューシャ。冒険者ってギルドに行けばなれるのかなぁ」
首を傾げながら答えを求めるように、ウルウルした金色の瞳でアリューシャの瞳を見つめるミラ。
「答えます、答えますから。そんな瞳で見つめないでください」
ミラの瞳に気圧されたかのようにアリューシャは仰け反り、ミラの視線から逃げようとする。
(そんなに、見つめてないよ………本当だよ………だからアリューシャ逃げないでね)
ミラはアリューシャの手首をつかみ、彼女が逃げるのを妨げる。
「えっ、え~とですね冒険者になるには冒険者になる必要があるのですが、何分このあちりは辺境中の辺境で、冒険者ギルドに行くにも歩いて10日はかかるんですよ」
(えっマジ、自然が豊富だと思ってはいたけど、ここってそんなに辺境なのかぁ……)
「じゃあさぁ、冒険者ギルドのある街まで案内してよアリューシャ」
ミラにキラキラした目で見つめられて一歩後ろに下がりながら顔をしかめるアリューシャ。
(ん? どうして嫌そうな顔をするにかなぁ?)
「ねぇ、どうしたのアリューシャ。なんでそんに嫌そうな顔をするのかな?」
不思議そうな顔でミラはアリューシャに一歩近づき距離を詰める。
「それはですね。ここは辺境の地。移動するのにも凶悪な魔獣や魔物などのテリトリーがあたり一面広がっているんですよ。それが、どんなに大変なことなのか、わかっているんですか?」
(そんなことを言われても困るんだけどなぁ)
「でも、魔獣や魔物なんて私の仙法にかかれば怖くないよぉ」
「何が怖くないよぉですか? バカなんですか? 魔獣や魔物がどれだけ恐ろしいのかわかっているんですか?」
「いや全然わかんない。それにオオカミさんやクマさんたち魔獣も意外にフレンドリーだし、大丈夫だよ」
(オオカミさんやクマさんみたいなモフモフ魔獣なら、むしろウェルカムだ)
「あ~もお、わかりました、行けばいいんでしょ行けば!!!」
タイトル旅路なのに旅に出れませんでした。
次は旅に出ます.........たぶん




