↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/30

3:別世界人保護課

透さんと一緒に出掛ける。

歩いていると、この世界特有なのか矢鱈動物との遭遇が多い気がするんだよね。視線を感じる。

今も猫さんがこっちを見てた。

 

そうこうしているうちに区役所に着く。

開庁と共に区役所に入る。

区役所の中は僕の世界の中央区役所と変わりない気がする。

 

【望月蒼の本日の予定】

区役所で手続きをする。


✢✢✢✢✢✢✢

 

僕は別世界の人間がする手続きとやらに連れて来られた。

少なくとも僕の世界ではそんな手続きは聞いたことはない。

窓口には『別世界人保護課』の表示。


✢✢✢✢✢✢✢


受付には優しげな雰囲気のある男性が座っていた。

彼は透さんを見るとニコリと微笑み手を挙げる。

「透どうしたの?」

どうやら知り合いのようだ。

「瑞希に仕事をしてもらおうと思ってね。

この人、今朝保護したんだ」


「あぁ。何処まで説明したの?」

「えぇと、並行世界に来ちゃったよ。

ウチで保護するよ。以上」

「以上って、説明少な!!

まぁ、いいや、これから色々とコチラで説明するから」

「よろしくぅ~。

望月さん、コイツ幼馴染の“川合瑞希”っていうの。

姉ちゃんの店にも顔を出したりしてるから、よろしくね」

瑞希さんは、呆れた表情を透さんに向けた後、コチラに向き直った。


「望月さんですね、私は川合です。よろしくお願いします。

どうぞお掛け下さい。いきなり“並行世界”なんて言われて驚かれたでしょうが、順番にご案内致しますので大丈夫ですよ」 


そこで説明されたのはザックリと言うとこうだ。

別世界=並行世界ということが前提で


✢別世界からコチラの世界の日本に来てしまう人は年間50人程(他の国にもそれなりに来るとか)

✢別世界人保護の為、別世界人保護法が施行されている

 

✢別世界人保護法では、別世界人を見つけたら保護する、生活の基盤を作る手伝いをすることになっている。

 

✢具体的には、別世界人戸籍、別世界人特別資格確認書の発行、別世界人特別支給(生活費)、

別世界人預かり者への特別支給、別世界人への心のサポート(訪問)が、別世界人保護法で定められている。

 

✢この世界から別世界に行ってしまう人は殆どいない


と、いうことだそうだ。

何十年か前は別世界人が来る度に対応しており、その都度対応が異なっていた為問題になったそう。別世界人保護法はそれで出来たとか。


確かに、僕の財布の中のお金やカード類他はこの世界では使えないみたいだし、当然健康保険も無い。

今ある現実的なことは解消出来て、有難いことだ。

別世界人一次預かり者は透さんがなって下さるそうだから、まぁ、よかった。


僕としては、これ以上迷惑をかけるわけにもいかないので、この世界の僕の家族に事情を話し身を寄せるつもりがだった。でもそれは出来ないらしい。

なんでも、過去にそうしたことで問題が発生したそう。“凄惨な事件”としか教えてもらえなかったが。

 

「望月さん、これは注意事項です。この世界の家族と別世界の家族は同じじゃないということ……忘れないで下さいね。

 

 もし、別世界の貴方の家族とこの世界の家族が同じ感じだったとしても、それは貴方の家族だけで、他の人の家族は違いますから」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。