閑話:猫さんを探しに〜透
今日のご依頼は、荒川区にお住まいの吉岡様の猫さんたち。普段は室内飼いだそう。
お名前は『吉岡ウー、ロン、チャ』さん。
昨日窓から脱走してから、ずっと探したものの見つからず。
俺の探偵事務所にご依頼を下さったというわけだ。
俺は吉岡様宅へ、これから猫さんたちの捜索を開始するご挨拶と周辺地域の事などの質問を行うと早速吉岡様宅周辺を彷徨く。
すると程なく地域猫さん発見!
サビ猫さんだ。
もふもふした尻尾をぴんと立てながら俺の目の前にやって来た。
「こんにちは。
吉岡さんちのウーさん・ロンさん・チャさんを飼い主さんが探してるんだけど、見つけたら連れてきてくれませんか?」
「ニャァ」
可愛いお返事頂きました!
そっとモフらせて頂く。はぁ〜、モフ天国。
暫くモフらせてくれると、やがてサビ猫さんは路地に消えていった。
それから約5分後。
先程のサビ猫さんが3匹のブチ猫さんを引き連れて現れた。サビ猫さんはドカッとちょっと離れたところに座って毛づくろい開始。
ブチ猫さん3匹が横一列に並ぶ。
間違いなく吉岡様の猫さんだな。特徴が一致してる。
—その3匹は何故か、交互に華麗なやんのかステップを披露。
したたたっと1匹が俺の前までやんのかステップをすると後ろへ下がり、他の1匹が今度は俺の前までやんのかステップし後ろへ下がり、次に他の1匹が……
待ってこれ、どこかで見た気がする……
謎の既視感—あ、ゲームで敵と遭遇して戦闘してる時じゃない?
【ブチ猫ウー・ロン・チャの攻撃!】
【水野透は混乱している!】そう、そんな感じ。
今迄に無いパターン。どうしたらいいかと途方に暮れて座り込むと、猫さんたちが俺をめがけて走ってきた!!
えっ、何なに!?
目の前に並ぶ猫さんたち。
俺は恐る恐る猫さんたちを撫でた。
途端にスリスリスリスリ—
猫さんたちにスリスリされる。
もしかして、撫でろ!!っていう意味でのやんのかステップだったの?分かんないよ!!
はぁ~、でも可愛い。トロける俺。
あ、駄目駄目、吉岡様のところへ連れて行かなきゃ!
何とかモフモフの誘惑を跳ね除け猫さんたちを吉岡様へお渡し。
「ニャンニャ」「ニャ」「ニャアン」
ウーさん・ロンさん・チャさんが名残惜しそうにお喋りしてくれた。
さよなら、元気でね。
そうして自分の車へ戻ろうとすると先程のサビ猫さんが待っていた。
「今日はありがとね。
お陰で助かったよ。コレは感謝の気持ちね」
チュ◯ルをサビ猫さんへご馳走。
ヘソ天も見せて頂きました。
人に対する依頼は未だにないけど、今日も癒されて幸せだったな。
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【みずの探偵事務所レビュー】
★★★★★
鉄観音茶さん
猫様たちが居なくなって丸一日探しましたけど、
目撃情報も無いし、見つからなくて泣きながら過ごしていました。見かねた主人がコチラのペット探偵事務所に依頼。直ぐにに見つけて下さいました!ありがとうございました!!
猫様達も所長さんに懐いちゃって、お別れの挨拶してたんですよ。癒されました!




