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第1部 第52章
「今日はお茶を出してくれるのかい?」
キャッシーの家のリビングに入ると、お茶が用意されていた。
「今日はこき使ったりしないわよ。庭の散策をするんだから。」
ギルは広いリビングに置かれたいろいろな物を眺めて、立ったままだった。
「ルシファの家は殺風景だから。この家はいろいろあっておもしろいでしょ。」
キャッシーがカップを渡してくれたので、慌ててソファに座った。
「もう、何からお話しようかしら。あれもこれも話したくて頭がまとまらないわ。」
「私が聞き飽きた話が始まるようだから、私はちょっとアニバーサリー・ヴィレッジに行ってきていいかい?」
「ヴィレッジに?」
「ギルを連れていってあげようと思ってね。その準備がいろいろあるから。」
「いつ行くの? 私も一緒にいくわ。」
キャッシーが目を輝かせた。ヴィレッジに行ける事をとてもワクワク期待していたが、キャッシーがこんなに浮かれてるなんて、更に行きたくなってきた。
「来週あたり行けるんじゃないかな。ぜひご一緒して欲しいよ。」
キャッシーも一緒なんて心強い。
「じゃあ、ステーション借りるよ。」
ルシファはお茶を飲み干すと立ち上がった。
「ギル。疲れたら遠慮なく寝てしまっていいよ。どうせ寝るならこのソファが寝心地いいからね。」
いかにも寝てしまえといわんばかりだった。




