表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
石の記憶  作者: 弥生 飛鳥
25/171

第1部 第25章

 朝日が昇る前の庭に出るのは最高に気分がよかった。


 あの青い花を見つけると話しかけた。


「君も僕もルシファに会えてよかったね。」


 この庭にいるととても気分がよかったが、今朝は段違いに気分がよかった。


 何だかすごく軽くなったような感じがした。今までまとわりついていた重たい何かが消えたようだった。


「キャッシーからキッシュが届いてるよ。」


 風を感じて、草の匂いを吸い込んでいると、ルシファの声がした。


「キッシュ?」


 ギルは聞いた事のない言葉にどんなものか想像もつかなかった。




「これがキッシュなの?」


 皿に乗っている色とりどりの野菜が黄色い生地の中にゴロゴロしていた。


「キャッシーのお気に入りの料理だ。」


 口に入れるとケーキの甘さとは違うほんのりした甘さを感じた。


「悪いが、急に仕事が入ってしまってね。」


 困ったようにルシファがいった。


「仕事?」


「そう頻繁にくるものじゃないんで安心してたんだけど。1度仕事が入ると結構な時間部屋にこもることになる。」


「別にいいけど。面白い本を貸してくれれば。・・・それより、仕事って、ルシファ何してるの?」


 キッシュを眺めていたルシファが顔をあげた。


「そういえば、いってなかったね。」


 そんな暇ないくらい自分のことばかり気にしてくれていたことに少し申し訳ない気分になった。


「来てご覧。私の仕事部屋を案内するよ。」


 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ