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兄ちゃんは異世界人? 突然「強くなってくれないか?」ってお願いされた!  作者: 茶さくら
幼少編

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武技訓練

 なんか、ぶぎって、もう響きがかっちょいい!


 ちゅよちゅよな感じしない?なんかワクワクすっぞ!!




「武技系のスキルはね、武術のスキルで、[剣術]とか[槍術]とか[弓術]とか、訓練によって後天的に取得出来るスキルなんだ。


 だけど、ノルの[癒し]みたいに、初めからなんとなく使い方がわかったり、適正な能力が与えられる訳ではないんだ」




 うーん、もうむじゅかしい、、、。




「武術が出来るようにならないとスキルが発現しないんだよ。


 訓練によって、ある程度取得出来た武術の能力が、立派に通用しますよって感じ。


 得られた[能力]の称号みたいなスキルだね。


 勝手に使える様にはなったりしないんだ。[剣術]を訓練して、ある程度[剣術]が出来る様になるとスキル名が付くみたいな感じ」




「なあんだ、にっちゃ、そんなしゅきるいるの?」




「それがね、これが称号だけのスキルじゃないんだ。


 スキルを得るまでは、能力を訓練しないといけないんだけど、スキルを得たら、その能力の1.5倍ほどの力になるんだよ。


 1.5倍の能力って、結構大きいんだよ。


 辿り着くまでは大変だけど、もしスキルに辿り着かなくても、訓練分の武術の[能力]は持ってる訳だしね」




「なりゅほろー、わかった!


 僕、ぶぎがんばりゅ!」




 やったるよー!!!




「ありがとう。ノルならそう言ってくれると思ったよ。じゃあ早速、[投擲術とうてきじゅつ]の訓練を始めよう」




「とうてきじゅちゅって、どんなぶぎ?」




「物を投げる武技だよ」




「えっ!?なげりゅの?何を?」




「だいたい石だね。まあ他もあるけど、一番手に入り易いからね」




「石をなげりゅだけなの? それだけ?」




「そうだよ、、、ノルどうしたの?ちゃんと言ってくれないと僕わからないよ」




「にっちゃ・・・僕なんか、かっちょよくない気がする、、、」




「・・・あのねノル。ちゃんと説明するからね。真剣に聞いてね。お願い」




 ザックの説明によると、[剣術]や[槍術]はかっこ良く見えるかもしれないが、近接型の武技であり、5歳のノルンの体格では、小型の魔獣にさえ通用するか怪しいとの事。


 まして、狼や熊クラスになると、ちびっ子のノルンでは、武器に重みが全く乗らず、切り傷さえつけれないだろうと。




 確かに想像してみると、僕より大きな狼や熊に、剣や槍を振り回しても、全く勝てる気がしないし、にっちゃが枕元でお話してくれた「一寸ボウイ」みたいじゃん。


 ボウイみたいに、オーガの口の中に入って針で刺すなんて無理だし、それもう僕食べられて死んじゃってるよね。きょわすぎる、、、




 その点、[投擲術]だと、10m以上離れて投げれるし、スキルを得れば20m以上離れても結構な威力らしい。




 投擲そのものに殺傷能力はないが、目や鼻に当てれば、けん制になり、魔獣の動きを止めて、にっちゃが魔法を撃つ時間を稼げたりするんだって!




 うひょー!にっちゃ魔法攻撃!かっちょいいー!




 さらに、今はお金がないから石だけど、街に行けば手に入るナイフや、にっちゃが枕元でお話してくれた「忍者ミスター・ハットリ」に登場する、クナイとか手裏剣とかも[投擲術]なんだって! 


 きゃー!!ニンニンニンっ!僕、屋根の上を走りたくなっちゃう!


 がぜんやる気がニンニンニン!


 やるでゴザル!




「にっちゃ、ぼくがんばりゅ!投擲じゅちゅ、やるでゴザル!ニンニン!」




「ニンニン?、、、。  あー、そっちかぁ、やる気になってくれて嬉しいけど、屋根の上、走っちゃダメだからね。


 落ちたら大怪我するからね。絶対ダメだからね。


 あのお話も架空のお話だからね。屋根は絶対ダメ!!


 あー、母さんにも一応言っとかなくちゃなぁ、屋根裏部屋が部屋だからなぁ。


 なんか疲れちゃった、、、。いかん、いかんっ」  




「パンッ!」




 にっちゃが、自分のほっぺを両のお手々で叩いちゃった!




 大丈夫?[癒し]しゅる?




「じゃあ早速訓練するよ!


 ノル、あそこの大きな岩が見えるよね。


 あそこまで約10mかな。


 今からあの岩に丸い的を大・中・小と3つ石灰石で書いてくるから、ノルは河原の石で投げやすそうなの10個以上集めてね」




 ザックが、大岩に的を書いてる間に、近くの投げやすそうな石を集める(河原だから楽ちんだね)




「よし、ノルは右利きだよね。初めてだから、大きな的に10回連続当てる事。 


 途中で失敗したら、1からやり直しね。


 それが終わったら、今度は左手だね。


 利き腕じゃないから、始めは多少ハンデで7回連続でいいよ。


 さぼっちゃダメだよ。ちゃんと見てるからね。


 僕はお肉さばいて焼いてるから、きちんとやるんだよ。


 はい、はじめ!」




 よっしゃー、やるでゴザルよー!




「えいっ!」




 僕の投げた石は、的まで半分ぐらいで、ポトンと落ちた、、、




「「・・・・・・」」




「・・・ごめんノル!これは僕が悪かった! 


 そうだよね。


 まだ5歳だもんね、ボールなんてないし、物を投げた事なんてほとんどないよね。 


 悪かった。ちゃんと投げ方教えるね」




 そう言って、にっちゃは、丁寧に投げ方を教えてくれた。


 足の置き方、腰の廻し方、肩の廻し方や、肘や手首のしなりの作り方。


 すごく優しく教えてくれて、僕もなんとか恰好がつくようになったよ。




 今日は半分の5mから始めようって事になって、右と左を交互にやったけど、結局僕は、お肉が焼けるまで、課題をクリア出来なかった。




 明日からも課題クリアを目指し、クリアしたら1mずつ下がって同じ課題に挑む事になった


(お肩があちゅい、、、)




 ちなみに、片手で扱う様な武技は、左右を同じ様に扱えると、戦闘の幅が全く違うらしい。


 将来、身体が大きくなって、近接武器を扱う様になれば、相手に接近しながら、左手で投擲したりすれば、けん制になって相手側の対処に選択枝を押し付ける事が出来たるんだって


(なにそれ!かっちょいい!)





 昼食後、魔力循環の訓練と[癒し]スキル3回で魔力枯渇で気絶した。


 2時間ぐらい寝れば1/3ぐらい魔力が復活するんだって。


 その2時間で、ザックも魔法の訓練するらしい。




 2時間後に起こしてもらって、少しダルかったけど、お家に帰った。




 寝る前は、昨日と同じように、魔力制御の魔力循環、[癒し]スキル2回使用して、魔力枯渇で気絶した。


 睡眠状態だと、6時間程度ねれば、魔力は全快するらしい。


 覚醒状態だと、その3倍、18時間ぐらいかかるみたい。


 瞑想という補助的な技もあるらしいけどね。




 明日は最後の【肉体強化】訓練だ!!


 ぎゃんばるぞ!ニンニン!



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