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46 空の部屋3

蓮華は苦しそうにお腹を押さえて笑い終えると、頬が赤らんで、ちょっと色っぽい顔に成っていた。



「空はははっ、小さいお人形さんに手を出すつもりですか?」


「小夜姫は可愛かったから、ついノリノリで、こんな性格にしたけど手を出すつもりは無いよ。」


「はははっ私、空が小さなサヤ姫と裸で抱き合っている姿を想像したら、とても可笑おかしくて、はははっ。」


「そっか、俺が小夜姫と、、、」



俺は考えもしなかった蓮華からの言葉を吟味ぎんみした、、、出来るか出来ないかで言えば出来るだろう、、、けど身体が小さいから観賞用だなと思う。



「お城でお茶会をしない蓮華?」


「はははっ、良いですよ。」


「小夜姫、お茶をよろしくね。」


「そんなわたくしは蓮華様と結ばれる心の準備はととのっていますのに、、、」


「ふふふっ、れはまた機会があるよ。」


「そうで御座いますよね♪わたくしと蓮華様は出合ったばかり、、、私少々舞上まいあがって気があせっていたようですわ♪みなさん空達のためにお茶会の準備をしてください♪」


「「「「「「「「「「「「「「「かしこまりました。」」」」」」」」」」」」」」」



15人の侍女達が一斉いっせいに声をそろえてお辞儀じぎをした、そうして綺麗な隊列を一糸乱いっしみだれずむと、手足の動きさえも優雅に揃えて小夜姫の部屋から退室して階段をり、外から丸見えの食堂で火をかし、お茶の準備をととのえ始めた。



「わぁ~~♪小さい火がいて、小さいヤカンで水をかしていますよ♪」


「そうですね♪可愛くて見ていてきませんね♪」



蓮華と雨間は侍女達の働きを目を輝かせて絶賛ぜっさんしていた、確かに小さい人形が人と同じいとなみをしている姿は、なんとも言えない素敵な魅力があった、俺も興味を引かれて椅子を三人分出してすわる。



「蓮華、雨間、椅子を出したからすわったら?」


「そうですね。」


有難ありがと御座ございます。」



俺を中心にして左に蓮華、右には雨間が、お洒落な白い椅子に座った。



小夜姫は先程さきほどと違う漆黒のドレスを身にまとい、俺達に優雅にお辞儀をすると可愛い笑顔で歌いだす、小夜姫の背後では、おそろいの白いドレスを可愛く着こなした音楽隊が重厚な音を軽やかに演奏する、バイオリンの高音と調和した小夜姫の優しい声音は宇宙船で旅をする少女の出会いと恋の物語を優しくつむぐ、



宇宙船でおとずれた星の1国の王子様との出会いは、みずうみで水浴びしていた裸の王子との口付けから始まった、その場面を偶然目撃してしまったのは、王子にお弁当を届けようとしていた王子と婚約者していた姫だった、宇宙船が壊れて不時着ふじちゃくした少女は唇を奪われたことに反発しながらも強引ごういんな王子に保護される。



少女がれない王室での礼儀作法を学ぶ中で、たびたび衝突しょうとつするのは王子の婚約者の姫だ、その姫が少女に意地悪をするたびに王子が少女を助け続けた、王子は少女の弱さを見せようとしない頑張る、いじらしさに気付き、少女は王子の強引ごういんだけどぐな気持ちに気付く、そこからは坂道を下へ転がるようなはやさで恋が燃えに燃え上がった。



ついに王子は姫との婚約を解消し、宇宙船で訪れた少女と結ばれたのだった。



「わぁ~~素敵な歌ですね♪」


「そうですね、特に少女が恋をしてからの頑張りは素敵でしたね♪」



俺は小夜姫の優しい声音を心地良く聞いて、優しい眠気に誘われていた。



「空は如何どう思いましたか?」



おふぅ~~王子に感情移入が出来なかった俺に雨間が積極的に話しかけてきた!此処は好感度をかせぐ好機なのだ!



「そうだね、王子が婚約者をらずに大奥を形成すれば3人で、とても甘い幸せを成就させたんじゃないかな?」


「そうでしょうか、王子の婚約者は宇宙船でおとずれた少女に意地悪をしていて、あまり印象が良くないですが?」


「ふふっ、王子の婚約者の女性は可愛い嫉妬しっとをしていたんだよ、其処そこで王子が大きな度量で嫉妬事包み込んで2人の女性を同時に愛すれば、もっと幸せになれたはずだよ。」


一理在いちりあような、、、」


「ふふふっ、雨間も何時いつわかりますよ。」


「という事は蓮華は解っていいるのですか?」


「ええ、私は解りますよ♪」



其処そこからは蓮華と雨間と小夜姫が楽しそうに会話をしていた、う~ん雨間の好感度を稼げたかは解らないな。



「皆様、お茶会の準備が整いました。」



侍女達が小さいティーカップを小夜姫の部屋に置いてある可愛い机に並べ始めた、小さな皿の上には小さなケーキが乗っている、食器の大きさは親指と人差し指でまるを作った中に入ってしまう。



「わぁ~~♪凄く小さいですね♪」



蓮華は楽しそうに、親指と人差し指で小さなティーカップの取っ手をつまむと、グイッと一息に飲みした。



「あっははは、全然飲んだ気がしません、おかわわりをください♪」



雨間も小さなティーカップを蓮華と同じように摘み、上品じょうひんに少しだけかたむけるがティーカップが小さいため一気に飲み干す事に成った。



「ふふふっ、本当ですね♪飲んだ気がしません、此れがオママゴトという遊びでしょうか?」


「ふふふっ、2人は気に入ると思ったんだ♪」



俺は得意顔で楽しそうに笑う2人を見た、楽しんでもらおうとした目論見もくろみは大成功のようだ、嬉しいな。



蓮華と雨間と俺は小さなケーキを皿事持ち上げて口にいれた、ケーキの大きさは1口より小さいので簡単に食べられてしまう、ケーキがとても小さいので、ちょっと物足りない感覚が新鮮しんせん面白おもしろい。







お茶会を大満足で終え、小夜姫達に見送られながら俺達次の部屋に仲良く手をつなかった、隠し扉は壁に偽装ぎそうされていて俺達が近付くと自動で反応し壁が天井に吸い込まれて入り口が開く。



次の部屋は本部屋だった、俺が読みたいと思う本を大量に並べたのだった。



「今までの空の部屋にくらべると随分と大人しいですね?」


「そんなに毎回はさわがしくしないよ?やっぱり本は静かに読んでこそ没頭ぼっとう出来ると思うんだよね。」


「私、空の読む本に興味がるので、の部屋はバラバラで探索しませんか?」


「蓮華がそうしたいなら、私はかまいませんよ。」


「俺もいよ。」


「では決まりですね。」



蓮華は真面目な顔で色鮮いろあざやかな桃色の表紙の場所を目指していた、おおぅ!蓮華其処れんげそこは、お色気がとくい本が集まっている場所なのだけど其処から見るのか、蓮華は桃色が好きなようだから偶然かな、、、蓮華が俺の趣味をまなんでねやで対応してくれる事をひそかに期待した。



雨間の方を見ると動物達が大自然の中でノビノビと裸体らたいさらしている写真集を見ていた、雨間と仲良く成るべく俺は近付いた。



「雨間は何を見ているのかな?」


「あっ!空ですか、、、見てくださいのペンギンと言う生き物は大人の身長が人の子供くらいって、お母さんペンギンが卵をむと、お父さんペンギンは絶食して卵がかえるまであたためて守るんですよ!凄いですね~~♪」


「うん、凄いね~~愛だね♪」


「ペンギン可愛いですね~~♪それにしても氷の上で固まって生活するというのは大変そうですね、、、空、ペンギンをいませんか?」



えっ!?ペンギンって飼えるものなのかな?、、、考えたこと無いぞ?、、、昔、地球の水族館にペンギンは居た気がする、という事は飼えるのかな。



「ペンギンを飼っても良いけど、お世話は雨間がするんだよ?」


わかりました空、私も万能点数が欲しいのでください。」


「うん良いよ、蓮華と同じで1000無量大数むりょうたいすうをあげるね。」


「有難う御座います。」



雨間は熱心に写真集をめくり、身長が大きいペンギンの写真集を見終えると、今度は違う種類の身長が小さいペンギンの写真集を見始めたので、そっとはなれた。



自分の趣味で作った部屋なので何処どこに、どんな種類の本が本棚ほんだなるのか理解していた俺は一直線に目的に場所まで移動した。



いまらぬ異世界達が沢山たくさんの本の中に圧縮されて俺に読まれるのを静かに待っていた、今の気分は世界をすくうよりも、女性の心をすくいたい気分なので、ほのぼの熱血系を画面に案内してもらって選んだ、本棚の近くに、ゆったりと座れる椅子を出してすわる、柔らかく心地良い座り具合ぐあいに満足して、俺の心は新しい冒険に出かけた。



過去の地球出身の寿命でくなった老人は女神に気に入られ好きな世界に転生させてもらえるようだ、そこで選んだのは地球の日本で、かつて人気に成った小説の世界だった、しかも主人公と同年代では無く、主人公の姉と同年代を指定するという、、、俺はその小説の内容を知っているので主人公の老人が、どの女性と恋をしたいのか手に取るようにわかってしまった、



其処そこから先は涙無なみだなしにはかたれない努力の連続れんぞくだ、転生者特有の奇抜な発想で子供ながらに周囲の大人すら圧倒した頭脳で最初のお金をかせいだ、そして最初に稼いだ、お金を元にして子供なのに、えっちぃ~本を創作そうさくしネットで大金をかせいだのだ!



る意味では法律違反だ、しかし精神年齢は大人なので問題無いと思う、小説の中の主人公の姉を助けるためには切実せつじつにお金を必要としていた、それは生き残るか過労死するかぐらいの勢いだったのだ、そんな女性の姿を知ったのならば、女性を助けるために立ち上がるのがあつこころなのだ!!



お金をかせがなくては成らないのに子供という年齢は、とんでもなく高い難易度なんいどだ、普通にはやとってはもらえず、ましてや大金をかせがなくては成らない場合、現実を知ってあきらめてしまうだろう、しかし主人公は諦めなかった、高い難易度の前にニヤリと笑って挑戦した気概きがいまさに熱い男の生きざまではなかろうか。



ついにむかえた小説の中の主人公の姉と恋仲こいなかに成って過ごす甘い幸せな気持ちは、大満足の達成感をさわやかにあじわせて、とても良い気分だ。  



なるほどぉ~~年上の女性もい魅力が沢山在たくさんあるんだなぁ~~、俺は、すっかり小説の中の女性を好きに成ったいた。

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