表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
哉カナⅡ/18歳  作者: カレーライスと福神漬
99/105

本質2

夏の 蔵出し 第一弾。

まだ「二部」開幕ではありませんゾ!

・・念のため申し添えておきます。

たして、

 売れっ子女優から、

 いかなる/芝居への独自どくじアプローチ/がけるのか?

 3レンジャー’S〈赤・青・ピンク〉にくわえ、

 猪熊クマ監督までもが、

 興味津々(しんしん)ていで、

 笹森ささもりランゲージをっていた┃


18歳は

しばらく考えたすえ、

すっくと顔をげ・・口を開いた。


━「役になりきることかな」

━「こころ主導よ。

  そこからのうを経由させ神経しんけい系統けいとう伝達でんたつ

  全身へ行き渡らせる」

━「周囲しゅうい風景ふうけい徐々(じょじょ)後退こうたいしてゆき、消え去る感覚」

━「なにより大事なのは感じること。それと気合い(・・・)ね」

━ 「細胞さいぼう分裂ぶんれつのヴォイスに耳をかたむけることも

   リアルに大事だいじかな」

━「そのためには体調管理にきる!」


演技(アクト)表現にたいする理論りろんがオリジナルすぎて、

実用性や具体ぐたいなど微塵みじんも感じられない、

抽象ちゅうしょうにもほど(・・)がある若き女優の言葉を聞き、

レンジャー’Sだけでなくクマ監督までが ━ (くち)ポカーン (°ロ°)


うーむ、読者各位よ!

的確てきかくな表現はできないまでも、

汐坊の「be~Ing(現在進行形)」を執筆している筆者ひっしゃなりの

仮説かせつべれば・・

 笹森(ささもり) しおり

 明確な演技()というのは存在しないのだ。

 右脳うのうもうしょうされる彼女は、

 おそらく、

 感覚のみで正確なアクトを実現じつげんできてしまえる人種じんしゅNear。

 絶対音感ならぬ〈≠〉絶対演技()の持ち主なのではなかろうか?

・・過去の経緯いきさつからして、おぼろげながら、

 そんな推測すいそくつのである。

 《読者からの卓見たっけんをキリン待ちしとります》


稀有けうな感覚について、もう少しってみたい。

  理解(わか)りやすく、

  プロ野球のバッターにたとえる。

  まばたきする間もないスピードで向かってくる(◉◉)

 /ミットにさるまで、およそ0・4秒/

 150キロ級のストレート〈直球〉や、

 それよりおそいとはいえ、

 変則へんそく(大・小)軌道きどうえがき、動体どうたい視力しりょく翻弄ほんろうする変化球に対し、

「ストライクかいなか?」

「打つべきかてるべきか?」

      を

  ハムレットそこのけ!即断そくだんし、

  極限きょくげん時間のわくない

  集中焦点(しょうてん)を目いっぱいしぼげ、

  バットコントロールしながら

  ボールの進捗しんちょく軌跡きせき

  スイング軌道きどう合致がっちさせ

  しんはずすことなくカッチリとらえ、

  フェアゾーンもしくは、

  まれにフェンス越えの四塁打(ホームラン)へと、

  はこぶミッションを達成するためには、

  選ばれしプロであっても尋常じんじょうでない努力をようする。

  投打の勝負とは・・

  メンタルをいちじるしくけずうアクションなのだ。

 

  ピッチャーやバッテリーの傾向けいこうデータを頭にたたき込み、

  もしくは投手のキズ(=すなわちクセ)を見つけ出し、

  読みの精度せいどを上げ、

  いわゆる、ヤマを「張る(・・)行為こういが、

  中堅ちゅうけんバッターの 一般的(いっぱんてき)無難(ぶなん))な選択せんたく()であろう。

鍛錬たんれんした肉体(ボディ)通過つうかさせなければならないぶん

  一般社会における情報戦より、ワンステージ高いともいえる。


具体例ぐたいれいげてみよう╏

 ストレートねらいのバッターは、

 自身の意図いとをバッテリーにさとらせないため、

 表情を消し去り(ポーカーフェイス)

 えて変化球(へんかきゅう)強振きょうしんしてみせ、迷彩めいさいほどこし、

「ストライク・ボールの

(ファールは例外れいがい

 計ファイブ・カウントないで」

 婉曲えんきょくアプローチをかさねながら、

 局面きょくめんを自分に有利ゆうりな方向へ誘導ゆうどうしていき、

 ねらだま=ストレートがきたら、

 地道じみちな練習の成果せいか集約しゅうやくさせ、

 ミスショットなしでガツン!仕留しとめる。

(ここが 読み勝負(・・・・) の分かれ目、

 打ちミスをしたら凡打ぼんだか良くてファール。

 仕切しきなおし後に直球(ストレート) が投じられることは最早もはやない。

 優位ゆういに進めてきたオセロゲームはたちまち(・・・・)逆転する)

・・深謀しんぼうなる「き」。

 

 あるいは、

 横滑よこすべだまのスライダーを

 ウイニングショットとするピッチャー相手なら、

 えて、それのみに照準しょうじゅんしぼり、 

 ほかの球種は捨て去る一本待ちを脳内設定。

 あまいコースに来る/スライダーONRY/に目付めつけをして待球たいきゅう

 目論見もくろみどおりに来たら ━ 「いただきマンモス」 

・・気分爽快(そうかい)

 打ちそこなったら ━ 「ごめんなさいエンド」

・・悪心おしんかかえることになる。

 

そうじて、バッターの思考しこうベースは失投しっとう待ちだ。 

  好投手のたまが、四隅よすみに決まれば、そうそうヒットは打てない。 

  ただしピッチャーも人間ゆえ、

  (いっ)試合しあいトータルで、

  失投しっとうゼロというケースは確率的にも少ない。

・・そこをねらうワケだ。

 

 そんな一軍(いちぐん)選手平均へいきんレヴェルの

 (さら)なるたかみに位置いちする、

 (分厚ぶあつカベやぶり)下克上げこくじょうげた、

 打撃各部門上位に顔を出す|一流バッター|といわれる人は、

 「み」と「き」にけた、

 野球頭脳の高い(身体・メンタル(とも)に強い)トンデモ人種なのである。

・・リスペクトにあたいしよう。


 付録ふろくとして、打者料理法の古典こてんメソッドをしるしておく。

 み込み禁止の内角えぐダマで恐怖残像ざんぞうえ付け、

 外角で仕留しとめる対角たいかく配球はいきゅう。コレがく!

 プロが使う硬球こうきゅうは、

 頭部とうぶ直撃ちょくげきなら「大けが」、

 下手へたしたら「死ぬ危険性」だってめている

・・ある意味凶器(きょうき)だ。

 内角(おど)しをらったあと、

 み込んでいくには勇気とエビデンスがる。

 バッティングの困難こんなんハードルを乗り越えるためには

技術(・・)読み(・・)みがくしかないのだ。

上達じょうたつにおける必須ひっすアイテムその(いち)は・・<根性ガッツ!>。

 

 ただし、

 そんな人間(くさ)さや下克上(げこくじょう)主義とは無縁(むえん)な、

 ┃希少きしょう例外┃も存在する。

 

 ミサイルのような速球やエグイ変化球に対し、

<読み>をれず、

き>なんぞしなくとも、

 来た球を \反応(はんのう)ONRY/ で・・フェアゾーンに打ち返せる、

あるいは・・フェンス()え<ホームラン>まで実現できてしまえる、

 サイテス(CITES)(ワン)類に相当そうとうする、ものクラスがいるのだ。

 実名じつめいげない。

 しかし、九十年におけるNPBの歴史上、

 そういった|特異者|が、ほんの少数存在している ⚾


┅┅ 軽々(けいけい)にはしるせないが、

   笹森ささもり しおりは、

   どこか、その手の|特異者|を・・連想れんそうさせる。


┅┅ 判断はんだんは、賢明けんめいな読者にゆだねたいと思う。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ