本質2
夏の 蔵出し 第一弾。
まだ「二部」開幕ではありませんゾ!
・・念のため申し添えておきます。
┃果たして、
売れっ子女優から、
いかなる/芝居への独自アプローチ/が聴けるのか?
3レンジャー’S〈赤・青・ピンク〉に加え、
猪熊監督までもが、
興味津々の体で、
笹森ランゲージを待っていた┃
18歳は
しばらく考えたすえ、
すっくと顔を上げ・・口を開いた。
━「役になりきることかな」
━「心主導よ。
そこから脳を経由させ神経系統に伝達、
全身へ行き渡らせる」
━「周囲の風景が徐々に後退してゆき、消え去る感覚」
━「なにより大事なのは感じること。それと気合いね」
━ 「細胞分裂のヴォイスに耳を傾けることも
リアルに大事かな」
━「そのためには体調管理に尽きる!」
演技表現にたいする理論がオリジナルすぎて、
実用性や具体など微塵も感じられない、
抽象にもほどがある若き女優の言葉を聞き、
レンジャー’Sだけでなくクマ監督までが ━ 口ポカーン (°ロ°)
うーむ、読者各位よ!
的確な表現はできないまでも、
汐坊の「be~Ing」を執筆している筆者なりの
仮説を述べれば・・
笹森 汐 に
明確な演技論というのは存在しないのだ。
右脳の申し子と称される彼女は、
おそらく、
感覚のみで正確なアクトを実現できてしまえる人種Near。
絶対音感ならぬ〈≠〉絶対演技感の持ち主なのではなかろうか?
・・過去の経緯からして、おぼろげながら、
そんな推測が成り立つのである。
《読者からの卓見をキリン待ちしとります》
⚾ 稀有な感覚について、もう少し掘ってみたい。
理解りやすく、
プロ野球のバッターに例える。
瞬きする間もないスピードで向かってくる(◉◉)
/ミットに突き刺さるまで、およそ0・4秒/
150キロ級のストレート〈直球〉や、
それより遅いとはいえ、
変則(大・小)軌道を描き、動体視力を翻弄する変化球に対し、
「ストライクか否か?」
「打つべきか捨てるべきか?」
を
ハムレットそこのけ!即断し、
極限時間の枠内で
集中焦点を目いっぱい絞り上げ、
バットコントロールしながら
ボールの進捗軌跡に
スイング軌道を合致させ
芯を外すことなくカッチリ捉え、
フェアゾーンもしくは、
稀にフェンス越えの四塁打へと、
運ぶミッションを達成する為には、
選ばれしプロであっても尋常でない努力を要する。
投打の勝負とは・・
メンタルを著しく削り合うアクションなのだ。
ピッチャーやバッテリーの傾向データを頭に叩き込み、
もしくは投手の傷(=すなわち癖)を見つけ出し、
読みの精度を上げ、
いわゆる、ヤマを「張る」行為が、
中堅バッターの 一般的(無難)な選択肢であろう。
━ 鍛錬した肉体を通過させなければならない分、
一般社会における情報戦より、ワンステージ高いともいえる。
╏具体例を挙げてみよう╏
ストレート狙いのバッターは、
自身の意図をバッテリーに悟らせないため、
表情を消し去り、
敢えて変化球を強振してみせ、迷彩を施し、
「ストライク・ボールの
(ファールは例外)
計ファイブ・カウント内で」
婉曲アプローチを重ねながら、
局面を自分に有利な方向へ誘導していき、
狙い球=ストレートがきたら、
地道な練習の成果を集約させ、
ミスショットなしでガツン!仕留める。
(ここが 読み勝負 の分かれ目、
打ちミスをしたら凡打か良くてファール。
仕切り直し後に直球 が投じられることは最早ない。
優位に進めてきたオセロゲームはたちまち逆転する)
・・深謀なる「駆け引き」。
あるいは、
横滑り球のスライダーを
ウイニングショットとするピッチャー相手なら、
敢えて、それのみに照準を絞り、
ほかの球種は捨て去る一本待ちを脳内設定。
甘いコースに来る/スライダーONRY/に目付けをして待球、
目論見どおりに来たら ━ 「いただきマンモス」
・・気分爽快。
打ちそこなったら ━ 「ごめんなさいエンド」
・・悪心を抱えることになる。
━ 総じて、バッターの思考ベースは失投待ちだ。
好投手の球が、四隅に決まれば、そうそうヒットは打てない。
ただしピッチャーも人間ゆえ、
一試合トータルで、
失投ゼロというケースは確率的にも少ない。
・・そこを狙うワケだ。
そんな一軍選手平均レヴェルの
更なる高みに位置する、
(分厚い壁を打ち破り)下克上を成し遂げた、
打撃各部門上位に顔を出す|一流バッター|といわれる人は、
「読み」と「駆け引き」に長けた、
野球頭脳の高い(身体・メンタル共に強い)トンデモ人種なのである。
・・リスペクトに値しよう。
付録として、打者料理法の古典メソッドを記しておく。
踏み込み禁止の内角抉り球で恐怖残像を植え付け、
外角で仕留める対角配球。コレが効く!
プロが使う硬球は、
頭部直撃なら「大けが」、
下手したら「死ぬ危険性」だって秘めている
・・ある意味凶器だ。
内角脅しを喰らったあと、
踏み込んでいくには勇気とエビデンスが要る。
バッティングの困難ハードルを乗り越えるためには
技術と読みを磨くしかないのだ。
上達における必須アイテムその1は・・<根性!>。
ただし、
そんな人間臭さや下克上主義とは無縁な、
┃希少例外┃も存在する。
ミサイルのような速球やエグイ変化球に対し、
<読み>を入れず、
<駆け引き>なんぞしなくとも、
来た球を \反応ONRY/ で・・フェアゾーンに打ち返せる、
あるいは・・フェンス越え<ホームラン>まで実現できてしまえる、
サイテス(CITES)1類に相当する、化け物クラスがいるのだ。
実名は挙げない。
しかし、九十年におけるNPBの歴史上、
そういった|特異者|が、ほんの少数存在している ⚾
┅┅ 軽々には記せないが、
笹森 汐は、
どこか、その手の|特異者|を・・連想させる。
┅┅ 判断は、賢明な読者に委ねたいと思う。




