ビスケン 参|プチエンジェル 《部分削除済み》
(◣⏝◢)
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反省会という名の酒盛りは 恙なく終了、
配信関係者は帰っていった。
自宅マンションに、
独りポツンと残されたビスケンは、
高級ブランデーを舐めながら、
今後の身の振り方を真剣に考えていた。
┃責任にも限界はある┃
という心銘は ━ グラつき始めており、
腑落ち言葉(いわゆる信念)を、
どこまで持ち続けられるかは、個人差いかんによる。
・・強い意志と深い洞察力を持つ者のみが、
勝利者ステイタスへと辿り着けるのだ。
⚾︎プロ野球のルーキー野手〈バッター〉を例にとろう。
一軍レギュラーを目指すために、
自分の欠点克服を目標に掲げ、
血の通ったバッティングフォームを構築していくとき、
己を信じ切れぬまま、
YouTubeを頼りに、
フォームをコロコロ変えるようなタイプは、
まずモノにならない・・遠からず戦力外通告される。
✘中途半端に頭が切れたり、
そこそこセンスのいい者の陥りやすい罠なのだ✘
脳信号パターンを制御し、
身体に正しく伝達できるようになるまでは、
どんなに早くとも三か月はかかる・・
┃逆説表現を用いれば、三か月間は、
四の五の言わずにやるMUST!
扉が開くのは、
その先段階に於いてだ┃
・・通常、半年~1年の期間を必要とする。
意識と脳の動きはイコールではないことを、
身体奥で認識できなければ、
(傑出した能力の持ち主以外)
競争世界では淘汰されてしまう。
・・その間・・
目的意識(フォームの矯正ポイント)という地図を頼りに、
広大な砂漠の中を、延々歩き続ける。
気持ちの弱い者(常人)は、
この段階において、
あらかたギブアップする。
自分自身という「強固な枠」から
一歩でも踏み出すためには、
信条信念に服従することが不可欠。
ここぞと決めたら
脇目を振らず、
柔軟性を伴とし、
本道からそれることなく、
刀 鍛冶よろしく熱く打ち続け、
リアライゼーションを適宜溶け込ませ、
冷やしながら、完成に近づけていく。
一時期、流行した「鈍感力」にも通底している。
欠点の壁を乗り越えるというのは、かくも至難の業なのです。
プラスして、
邂逅(名コーチ・有益な友人ORライバル)に恵まれる幸運の、
有る無しが、
岐路を分かつのは言うまでもない⚾
若くして自分のフォーム〈文体〉を身に付け、
仲間を比較的大事にしながら、
出版界というフィールドにて安打を放ってきたビスケン。
成功体験を持つ彼は、
第二段階という「曲がり角」に差し掛かっていた。
今後・・
路線を転換するにしても、
目指す方向性が、さっぱり視えてこない。
この先、
(過度なアンチは除く)
note読者の皆と共に、
歩んで行きたい気持ちはある。
「しかしながら・・
今のまま進んでゆけば、ドン詰まりだ。
いっそ、旅にでも出るか!
PCとスマホさえあれば、
基本、どこの国でも発信可能だしな」
彼は
本棚から、
尊敬する<東京公司>のムック本を抜き出し、
パラパラめくる。
決め感覚で執筆されたと思しき文章は、
<実にシャープで>たまらなく面白い。
黒曜石のように煌めいている。
ただし・・
一世を風靡した、
彼らの末路は、芳しいものではなかった。
老いることを視野に入れていない、
若さに任せた火山活動であったように思う。
┅┅ いまもって、リスペクトの念は「1ミリ」も、変わらない。
┅┅ けれども、偶像は、教師であり反面教師でもあったのだ。
萎えた気持ちは
自己省察の暗い穴の中で、
エスカレーター下降を始めていた。
¦ドラッグを全否定しきれないマインド振り子¦
¦己に棲みつく内なる悪魔¦
¦啓蒙と挑発の相克¦
¦読者を熱狂させ≠激しい反発を惹起してしまう二重螺旋¦
¦私設パトロールによるキナ臭い監視網¦
¦貪欲な性の餌食にされた少年の死 ( ˃ᯅ˂)¦
¦一部のファナティックなビスケンチルドレン=その存在と重圧¦
¦老いることへの恐怖¦
◆ メンタルSOS信号発生 ◆
頭脳内警報が打ち鳴らされる!
「ヤバい・・気分転換しなければ、
鬱 沼 に嵌っちまうゾ」
ビスケンは、
壁時計を見上げ、
本を閉じ、丁寧に書棚へ戻すと、
デスク上のスマホをひょいと手に取り、操作。
radikoアプリを開き、
『ラジオ哉カナ』のライブ聴取を開始した。
・・音声ドラマの時間に、ギリ間に合った。
・・汐坊のクリア声はいつ聞いても耳に心地よい♪
━<DJ汐坊の前説>━
「リスナーの皆々様へ。
いよいよ師走もラストスパート。
今宵は、
(頼りになるスタッフたちの力を借りて)
DJ笹森による年末感謝企画。
当番組初の試みを送り鱒サーモン。
宜しく、
<ご聴視>のほど、おたの申します。
それでは・・
ラジオドラマの始まり、始まりィー」




