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哉カナⅡ/18歳  作者: カレーライスと福神漬
86/90

中堅・・その続き 

傍観ぼうかんしていたサユリは・・

=͟͟͞͞ 熱くて冷たい波動(ヴァイブ)さらされ=͟͟͞͞ =

「これから、

 いかなる勝負がひろげられるのか!?」

・・ゾクゾクッと身体をフルわせた。


松岡師は 眼光がんこう鋭く カードを改めを終えると、

猛禽もうきんeyes(アイズ) を向けてくる天田氏へと返却。

それをリレー受領じゅりょうしたサユリは、

// 慎重にトランプをシャッフルさせて //

対戦者二名が背を向ける、

片付かたづけを済ませた)

テーブル上に並べていった。

 

━「カーン♪」━

サユリ審判は、

スマホゴングを鳴らした。


まわみぎ

/ 着席する両者。


ジャンケンで先行を勝ち取った、

松岡師がず一枚目のカードをめくる。

スペードの(エース) を引いた・・

・・次いで ハートの(エース) にて ━ ワンペア・ゲット!

よんめくりを連続的中てきちゅうさせ、計8枚のちく札。


サユリの好奇心メーターはぐんぐん上昇していく!


┃占い家は・・

加齢かれいおとろえた」

 という本人談を裏切る、

 ・・さすがの直観力を示していた┃


五回目となるめくりでスカ(・・)を引き、ハズした。


天田あまだ氏へ攻守こうしゅ交替こうたいする!

✣☾<幻視者マジック>は絢爛ケンランたる輝きを放った☽✣

麻雀マージャンマンガのカリスマ・キャラよろしく、

き寄せるがごとく、

次から次へと当たりゲットを連流れんりゅうさせ、

あっという間に、

占い家の ペア総数 を上回うわまわっていった。


<勝負あり!>

と思われた瞬間・・

・・天田氏はスカを引き、

クヤしそうに舌打したうちを響かせた!


オフェンスに回った松岡師は首をコキコキ鳴らし♪

目をあやしく光らせ、

カードに手をかざしながら、

ヴォルテージを上げてハンドパワーを駆使くし

トランプ信号を感得かんとくするように、

細心さいしんの注意をはらい、カードをめくっていった。


━━ 結果は13ペア/計26枚の〈同数どうすう〉にて、ドローゲーム。


引き分け終了した対戦者二名に向かって・・

「リターンマッチは、おこないますか?」と、

たずね・うながし・せっつくサユリ審判しんぱん

「引き分けは、いが残りますよね?

MLBのワールドシリーズを見習い、

サドンデス方式で決着をつけましょうよ!」

挑発ちょうはつしてくるジャッジのいかけに、

最早もはや・・

・・若くはない尊顔そんがんに疲れをにじませ、

椅子へもたかった対戦者二名は、

「NO!」— 同時に否定首ひていくびを振った。


勝負雨降って固まる!

心眼しんがんせんまじえた二人は、

家政婦に運ばせたブランデー入り紅茶を飲みながら、

スイーツショコラ 「パリトロ」 をつまみ、

打ちけたようすで、会話をはずませていた。

━ 初めて好敵手に出会えた(であろう)天田氏は、

  ことほか、ウレしそうな ご様子。

  占い家を「えりさん」と親愛呼びしていた。


油脂ゆし抜けした顔の〈占い家〉へ、

リスペクトの目を向けるサユリ。

「さすがは ━ もと神童しんどう

 幻視者を相手にして、

 ドローに持ち込むなんて、途轍とてつもない快挙だワ」


今一度、商売道具の水晶球を見入った松岡師は、

天田氏に目を向け、視線をえた。

「運命の転換てんかんは可能でも、

宿命しゅくめいとなると・・厄介やっかいなのです。

ハッキリ申し上げましょう!

凶星きょうせいは、

 すぐ近くにまでせまり来ています┃

私に、出来る助言アドバイスは・・少ない!


映画『帝国の逆襲(80)』内にて、

━ マスター・ヨーダいわく ━

「未来は刻々(こくこく)と移り変わる」云々(うんぬん)は、 

 ・・真理しんりなのです。

 

まず第一に ━ 柔軟性じゅうなんせいを失なうことなく、突発とっぱつ事態じたいそなえておく事。

いかに、城の防御ぼうぎょあつくしても、

盲点もうてんラインからめられれば、あっさり陥落かんらくしてしまう。

第二に ━ 独力どくりょくだけで、危機回避ききかいひは不可能ゆえ、

将棋しょうぎで言う・・┃桂馬けいま軌跡きせき┃を内包ないほうした・・

伏兵ふくへい陣営じんえいに迎え入れておく事。

・・難しいでしょうけど・・ね。

第三に ━ 守りに全振ぜんふりせずに、

土壇場どたんばの場面では、攻撃に打って出る勇気も、肝要かんようです。

・・以上となります。お達者で・・かいりさん!」


━━ 松岡占い家は、

   玄関先でお見送りするサユリの耳元へ、

  「上辺うわべの出来事にとらわれず、物事のしんを見る事!」

   と げ、タクシーに乗り、天田家をしていった。


遠ざかっていくタクシー。


お見送りを済ませたサユリは、

印象派のような髪を そよ風になびかせ、

かしこいと自負じふする頭を悩ませつつ、

「占い家の御宣託ごせんたくは正しいのだろうけど・・

あまりに抽象的過ぎて・・つかみどころを見いだせない!」

ボディーガードの職務へ戻るため、

天田邸へときびすを返し、ドアノブを回した。


━ そのときである、

  邸宅内をるがすほど、

  非常ベルの音が、

  耳をあっするばかりに、けたたましく、鳴り響いた♪ ━


サユリは歩測ほそくギアをトップにバリ上げ、

一直線に・・書斎へダッシュしていった!












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