〜誠也視点〜この感情の答えは??
〜誠也視点〜
すごくムシャクシャするのはなぜだろう。
あの二人を見たからだろうか。 二人のあの、まるでカップルみたいなところを見たからって別に俺には関係ないじゃないか。
数時間前、誠也はファミレスにいた。そして、店員さんに注文をしているとき、店に入ってきた彼らを見て目を疑った。エマと、地味な男子。二人の、カップルのように近すぎる距離感になぜかモヤリとした。
(あいつは誰なんだよ?…彼氏か?)
固まったまま、二人を見つめているので、店員さんが困ったように声を出した。
「あ、あのーご注文は以上でよろしいでしょうか?」
「え?あ、はい!」
仲の良さそうに話す二人。 男子の方は前髪が長めでメガネをしている。
(なんか、ザ•オタクって感じだな、、、。)
悠飛はこれでも脱オタクを頑張って来たのだが、それを誠也が知るよしもない。
二人のペースに合わせて食べ終わり、良くないことだと分かっていながらも二人の後をついていき、あのハグシーンをみてしまったというわけである。見た後、どうやって帰ったのか、記憶がない。
「はぁぁ。」
ため息をついてぼんやりとスマホを見つめる。
初めて味わうこの気持ちはなんだろう?
自分は何をしたいのだろう?
あの二人がなぜこんなにも頭から離れないのだろう?
スマホの暗い画面に、不満げな顔の自分がうつる。
なぜ、エマのことになるとこんなに調子が狂わせられらのだろう。 自問しながら、既にその答えを知っているような気がした。




