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142/261

第142話 十七の輪

北欧世界。


沿岸塔。


昼。


海。


風。


曇天。


神兵達が記録板を見る。


輪。


また増えた。


十七。


規則。


続いている。


若い神兵が呟く。


「次も二つ増えるんでしょうか」


誰も笑わない。


その時。


海中。


巨大な影。


十五秒。


長い。


輪郭。


以前より鮮明。


頭部。


尾。


だが。


正体は分からない。


神兵が静かに記録する。


『海中影 十五秒』


『輪 十七』


『接触なし』


空。


黒い鳥。


港上空。


かなり低い。


だが。


降りない。


見ている。


待っている。


測っている。


港では魚が売られ。


子供が走る。


生活は止まらない。


だから。


塔も止まらない。


(次話へ)


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