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第120話 夜の整理
ギリシャ世界。
資料室。
夜。
紙束。
机。
灯り。
以前より。
明らかに増えた。
夢。
海。
鳥。
森。
記録。
全部。
小さい。
だが。
積み重なる。
若い神兵が苦笑する。
「最近、世界の方が仕事してますね」
別の神兵が答える。
「壊れる前に分かるなら安い」
短い会話。
アテナが報告を見る。
『自己確認 有効』
『鳥高度低下 継続』
『境界石欠損 増加 小』
沈黙。
窓。
少し黒く揺れる。
“観測”。
誰も止まらない。
記録。
確認。
整理。
誰かが眠れず。
誰かが海を守り。
誰かが森で名を呼ぶ。
世界は壊れていない。
だが。
静かに変わる。
だから。
今日も書く。
灯りは夜に残っていた。
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