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第100話 紙束の増加

ギリシャ世界。


資料室。


夕方。


紙束がまた増えていた。


北欧。


ケルト。


現実世界。


全部、小さい報告。


夢。


鳥型侵食。


黒揺れ。


境界変化。


神兵が苦笑する。


「最近、本当に紙が増えますね」


アテナが頷く。


「小さい変化ほど残します」


派手な侵攻はない。


だが。


静かな圧は続いていた。


その時。


窓が少し黒く揺れる。


沈黙。


“観測”。


以前ほど重くない。


ただ。


静かに見ている。


アテナが記録する。


『資料室反応』


『接触なし』


紙を閉じる。


夕方の風。


世界は静かに積み上がっていた。


(次話へ)


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