↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/41

神代封呪録・第五章 試練 第一節 百鬼夜行 第六話 招待状

神代封呪録・第五章 試練 第一節 百鬼夜行 第六話 招待状


妖気が染み付いている真っ黒な封筒が、我が家に届いた。


差出人は大獄丸、宛名は神代蒼真様と記されている。


「お父さん、大獄丸から、手紙が届いたよ」


その声に、台所にいた全員の動きが凍りついた。


緊迫した空気が漂う中、蒼真はペーパーカッターで慎重に封筒を開けた。中から出てきたのは、一枚の便箋だった。


『貴殿の戦い振り、噂を聞いて驚いています。


是非、私と一対一の対決を行って頂きたい。


もし、私に勝つことが出来たなら、今後、一切、百鬼夜行は行いません。


戦いの場所は、当方の洞窟。


勝敗は、相手が死ぬまで戦うこと。


日時は貴殿に合わせますので、返信封筒の便箋に記載して返信して下さい。


以上』


「父さん、戦うの?」


息子である蒼也が不安そうな声で聞いた。


蒼真は厳しい表情のまま便箋を見つめ、静かに首を横に振る。


「いや、この手紙は、父さん個人の判断だけで決めることはできないよ。これから討魔庁に行って、上層部と協議してくる」


蒼真は蒼真は手紙を折りたたみ、鞄にしまった。


「夕方には帰るよ。レイカ、夜ご飯、よろしくね」


百鬼夜行の首魁からの直接の挑戦状。それは、神代家だけでなく、討魔庁全体をも巻き込む過酷な戦いの始まりを告げていた。


家族の心配を背に、蒼真は決意を秘めた眼差しで玄関の扉を開けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。