神代封呪録・第五章 試練 第二節 共生 第十六話 町長
神代封呪録・第五章 試練 第二節 共生 第十六話 町長
南町役場では、町長就任に伴い、町長秘書として飯野が配置されていた。
赤鬼は、見事、町長選に当選した。翌日、町役場にむかった。赤鬼の秘書となる飯野は、玄関のロビーで待っていた。
「お待ちしておりました。赤鬼町長。私、秘書をさせて頂きます飯野と申します。宜しくお願いします。」
「町長になった赤鬼です。こちらこそ、宜しくお願いします。
「今から、赤鬼町長の執務室にご案内します。
そちらで、本日のスケジュールを確認させてください。
「はい...宜しくお願いします。
執務室に着いて、豪華さに驚いた。
椅子がソファ...」
「はい、隣に来客用の応接室があり、そちらにも、ソファがあります。
ご覧になられますか?
「はい、わぁ...凄いな」
あと、こちらが、お名刺になります。
無くなったら、お申し出下さい。
「本日のスケジュール確認しても宜しいでしょうか?
「はい、是非、お願いします。
午前は、ご挨拶に、防衛大臣がいらしゃいます。
午後は、南町の役場に設置した目安箱の内容に、お目を通して頂けすでしょうか。赤鬼町長に、優先度つけて頂き、私の方で予算確保、業者選定しますので、署名頂きたく思います。
「飯野さん、私、ネクタイ初めてなのですが、曲がってませんか?」赤鬼はとても気になっていた。
「はい、曲がっていません」
「ただ、私からアドバイスさせて頂くと、毎日、ネクタイやワイシャツスーツは変えてください。
今後、雑誌やテレビの取材が沢山ありませのでよ宜しくお願いします
「私、スーツ、一着しか持ってないんですよね。
「では、今日の午後、都内に行ってスーツを仕立てに行きましょう」
「あぁ...おねがいします。
「あの...スーツを仕立てに行く前に南町の一軒、一軒、挨拶に行きたいのですが、可能ですか?
「承知しました。挨拶を終えてから、スーツの仕立てにいきましょう。」
「宜しくお願いします。
受付から赤鬼の執務室に電話が鳴った
「神代大臣がいらっしゃいました。如何なさいますか?
「私が迎えに行きます。赤鬼町長は、執務室でお待ち下さい。
「はい、分かりました。
飯野秘書は、ロビーに迎えに行った。
「神代大臣、初めまして。赤鬼町長の秘書をさせて頂く飯野と申します。今、町長の執務にご案内します。」
「あぁ...宜しくお願いします。蒼真は、飯野秘書について行った。
飯野秘書はノックして応答があったので、全員て入室した。
蒼真は、応接室で、名刺交換した。
「防衛大臣をしてる神代です。」
「防衛大臣の秘書をしている池田です。」
南町の町長をしている赤鬼です」
「赤鬼町長の秘書をしている飯野です。」
蒼真は赤鬼町長に聞いた。
「如何ですか?町長になった気分は?
赤鬼は答えた
だんだん自覚が湧いてきてます。
町の代表として、頑張りたいと思います。
「飯野秘書をはじめ、みなさん、協力してくれると思います。
勿論、私も、バックアップさせて頂きます。
はい、ありがとうございます。
それから、赤鬼は200棟に対して挨拶周りをした。皆、「応援します。」と言ってくれた。その言葉を聞くたびに、身体のそこから力が湧いた。
赤鬼は南町をもっとよくしたいと思った。
赤鬼町長、次は、目安箱の内容確認をして下さい。
飯野秘書は、分かりやすい形でまとめた製本された資料を渡した。
1.今の生活に満足しているか?
はい→200いいえ→0
2.今の給与に満足しているか?
はい→200いいえ→0
3.今の食事に満足しているか?
はい→200いいえ→0
4.今の医療に満足しているか?
はい→200いいえ→0
5.今の施設に満足しているか?
はい→100いいえ→100
いいえの理由→24時間空いているコンビニが欲しい
6.今の南町を改善したいか
はい→50いいえ→150
改善内容→南町で花火やお祭りをしたい
7.今のインフラに満足しているか?
はい→100いいえ→100
改善内容→町のwifi速度を速くして欲しい
8.今の通学に満足しているか
はい→150 いいえ→50
改善内容→高齢者であっても、小学校に通いたい
9.人間との関係に満足しているか
はい→200 いいえ→0
10.その他、要望
あり→0 無し→200
赤鬼は、優先順位を付けた。
そして、予算の確保を依頼した。
もう一点、依頼があります。
コンビニの店員は南町の住民から募集して下さい。
働いた分は、この町に還元したいです。
赤鬼は言った。そして、夕方、秘書の飯野が運転する車に乗って、スーツを三つし立てた。
秘書の飯野は言った「赤鬼町長、とてもお似合いですよ。この際、靴と鞄も購入されては如何でしょうか。」
「あぁ...そうしよう!
赤鬼町長は靴と鞄も購入した。
執務室に向かい、机のソファに座った。
今まで芝生の上で野宿していた自分が信じられなかった。この自分を鼓舞し、気持ちを入れ替えた。




