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神代封呪録・第五章 試練 第二節 共生 第十五話 選挙

神代封呪録・第五章 試練 第二節 共生 第十五話 選挙




蒼真は


南町の回覧板に南町の町長選挙を行う旨の資料を添付をして回覧した。




南町町長選挙のお知らせ」


南町町長選挙を実施します。


町長への立候補を希望される方は、公民館の選挙管理委員会までお申し出ください。




申し込み期限→9月30日(金)


選挙日→10月14日(日)




以上




回覧板が回ると、




妖でも良いのか?


年齢制限はあるのか?


いつから選挙活動は出来るのか?


等の沢山の問い合わせが選挙管理委員会に


殺到した。


選挙管理委員会は、一つ一つ、丁寧に対応した。


そして、立候補者は、10人になった。


その10人の中に、赤鬼がいた。


赤鬼は対人恐怖症だった。それでも、自分を救ってくれた南町に恩返しし、もっと、南町を良くしたくて立候補した。


赤鬼は雨がふっていても、バス停留所で、バスの乗り降りする人達に対して、選挙活動を行った。


赤鬼の公約は医療活動に関することだった。具体的には、病人や高齢者がいる家庭に対しては、医師と看護師による無料の訪問介護が受けられるという内容だった。脳梗塞を患った赤鬼らしい公約だった。


そして、選挙日を迎えた。200人中200人が投票するという100%の投票率だった。


その結果、赤鬼が一位で当選した。


赤鬼は泣いて喜んだ。




「俺は…人と話すのが怖かった。


でも、この町の皆さんが俺を救ってくれた。


今度は、俺がこの町を守りたい!」


赤鬼は感謝の言葉を皆にした。




蒼真は、赤鬼の元に行き、喜びを分かち合った。そして、町民の依頼や要望に耳を傾け、赤鬼は南町の要望を少しずつ叶えた。




蒼真は、南町だけでなく、北町や東街や西町などに対しても、町長選を実施した。


そして、南町を含む全町に、町長が誕生した。




そして、一ヶ月後の討魔庁の報告における妖による被害は全町0件になった




第十五話 了

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