神代封呪録・第五章 試練 第二節 共生 第八話 家族5
神代封呪録・第五章 試練 第二節 共生 第八話 家族5
神代蒼真は、妖の医師に、何度も頼んだ。
頼む、南町に診療所を作りたい。皆が安心して暮らせる町を作りたいんだ。薬局もつくる。
助手と看護師も付ける。
レントゲンやMRIも設置する。
他に必要なものがあったら言ってくれ。
診療所で治療が出来ないと判断したら、東京病院を紹介してかまわない。一次受けの病院でもいい。頼む、この通りだ。
妖の医師は言った。
「もう、一週間も頼まれたら、断れないよ。
いいよ、診療所の医師をやろうじゃないか!」
「おおぉ!有難う!有難う!」
病院の名前は、南町病院でいいか?」
「あぁ、いいよ。
でも、南町でいいのかい?
北町、東町、西町は、どうする?
わざわざ、来るのは大変だろう。
最初から、東京病院の方がいいんじゃないか?
もう、MRIもレントゲンもベッドもあるしな。
東京病院に、妖科みたいなものをつくれば皆も来やすいだろう。どうだろうか?」
南町には、診療所。
東京病院には、高度な手術が出来る医療施設。く、素晴らしい!いい!早速、厚生労働省に行こう。
また来る!宜しく頼む!
蒼真は、三輪を呼び、車を厚生労働省に向かわせた。厚生労働省の大臣は、蒼真の意見に賛成してくれた。そして、妖科は作らずに、建物は別にして、人間と同じ科にした方が良いと言われた。
確かに...人間用の内科、妖用の内科があったら複雑になる。
そして、南町に妖専門の診療所が出来た。蒼真は、町の皆に声を掛けて、少しでも具合が悪ければ、いつでも診てもらって下さいとチラシを配りながら、アピールした。
すると、影法師の母親が診療所にやってきた。子供が食べ物を吐いてしまうとのことだった。
レントゲンを取り、胃潰瘍であることが分かった。医師は、直ぐに、東京病院に連絡し、救急車を呼んだ。
影法師君、今、救急車が来るから我慢してね。
蒼真は言った。
東京病院ですぐ手術がされ、一命を取り留めた。
暫くして、朝日テレビのアナウンサーが現れた。
「神代大臣、今、少し、いいですか?
「あぁ、かまわないよ。」
「ここは診療所ですか?」
あぁ、そうだよ。
24時間365日やってます。
町のみんなには、安心して済んでもらいたいと思い、設立しました。
MRIもレントゲンもありますよ。
看護師は五人、ベッドは、10個あります。
いま、実は、胃潰瘍らしい患者が来たので、東京病院に救急車で搬送しました。
「えっ!?東京病院でも、妖を見れるのですか?
うん、先月は、脳梗塞の手術をおこないました。
「それは、凄いですね。
診療所の隣はレストランがあります。
バイキング形式で沢山食べれるようになってます。
食事代は、どうなってるのですか?
マイナンバー管理しています。
後日、銀行口座から引かれるようになってます。
今、子供達は、どこにいるのですか?
学校にいますよ。
今頃、給食の時間ですね。
あっ、赤鬼さん、この前、テレビに出演していただきましたが、その後、如何ですか?
食事も困らず、芝生ではなく、ベッドでクーラーを付けて寝てます。
とても、快適ですよ。
何か、神代大臣にリクエストはありますか?
もう、なにもありません。ここまでして頂けるとは思いませんでした。
「神代大臣、カメラに向かって最後、一言、お願いします。
「人間と妖が争う時代は終わりました。これからは、共生です。まだまだ、やることは沢山あります。皆さんで、一緒に、作って行きましょう!」
はい、カメラ終わりです。
ありがとうございました!
これは、いつ放送されるの?
来週、月曜日の13時から、1時間放送されます。
お楽しみ下さい。
テレビが放映されると視聴率は、83パーセントだった。また、記録を更新した。




