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異世界ノススメ  作者: としょいいん


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第15話 仲間無双

 オレの左手には龍の形をした痣がある。それは決してただの痣なんかではなく黒龍との契約の証だ。(もう聖龍は黒歴史となったみたい……)


 あれはオレが厨……中二の時に交通事故に遭い生死の境を彷徨った(気になっている)時に異世界の龍神がオレの生命を惜しんで救ってくれた証だと思っている。(思うだけならホント自由だよね? と言うか少し自由過ぎないか?)


 あの時に異世界への転生を垣間見た(ような気がしている)オレは何時向うの世界へ再召喚されても困らないようにと、こちらの世界の知識を学び続ける宿命を負っている。


 さて、これまで異世界へ行った際の喫緊の課題ばかりを取り上げていて、敢えて先送りにしていた問題についてここで改めて考察したいと思う。


 ――そう、パーティメンバーについてだ。


 そもそもオレが異世界へ行く目的はハーレムパーティを手に入れる為なのだから女子以外のメンバーは一人も要らない。それは例えどのように美しかったとしても今流行り(?)の男の娘だとしても不要だ。


 このような言い方をすれば世の女子たちから顰蹙を買うのは必定なのだが、この世に漢として生を受けてモーホーやゲイで無ければ口には出さないだけで、多かれ少なかれオレと同様の望みを持っている男性諸君は絶対的多数を占めている。(と思っている)


 最近では草食男子などと言ったナヨナヨした生き物に注目が集まっているようだが、それらを題材とした記録マンガを見てみるがいい。その主人公に思いを寄せるヒロインがたったの一人しか登場しない作品なんてひとつも無かったはずだ。これは肉食系イケイケ男子が嫌われる事を本能的に悟った草食DNAが本人の預かり知らぬ深層意識で異性のDNAを引き付ける為に行った生物的戦略行動である事は明白ではないだろうか。


 男なら……そう漢なら正々堂々と己の趣味は包み隠さず大声で叫んぶべきだ。


 コホン。これ以上は一般人には少しレベルの高い話になりそうなので、ここからは魔王討伐を念頭においたパーティ構成を検討したい。先ずはオレのロールだが勇者なので基本的には前衛アタッカーか中衛で指示を出す事になると思う。


 するとオレ以外にあと一人か二人は前衛が欲しいところだが、最低でも一人は後衛を守るタンク職が欲しい。女子なのに大盾を装備して貰う必要があるので、ここは獣人の女子がいいだろう。それもケモミミとシッポをモフモフ出来るネコ科かイヌ科なら最高だ。


 前衛が決まれば次は後衛職だ。遠距離攻撃が可能な魔術師に回復魔法が使える治癒魔術、それに索敵と罠解除が出来る支援職には弓を持たせたい。


 魔術師には大きな魔力を持つとされるエルフは外せないよな? あの長くてフワフワした耳と自己主張しない控えめな胸、それに何より素晴らしいのは細くて長い綺麗な脚……と戦力目的以外にも決して妥協出来ない評価基準を持つ特別な種族だったりする。


 一般的に回復魔法は神官系のジョブが扱うとされている記録ラノベが多いから、どこかの教会で奴隷のようにコキ使われている可哀そうなシスターを見繕ってこよう。きっと救い出したオレに恋心を抱いてくれると思うが、それまでの生活によって言いたい事が言えない性格の大人しい女の子だといいな。そしてそんな彼女の心を少しずつ和らげて開いて行く過程を楽しむのが王道と言える。


 これで前衛と後衛の配置が決まればあとは索敵・罠解除などの支援要員についてだな。


 オレが考えているのはシーカーやレンジャーなどの複合職だ。ただのシーフだと攻撃力に不安があり一人で強行偵察をさせるには心許ないと言うのがその理由だ。せっかく出会ったハーレムパーティ女子たちだから一人も失いたくない。だから魔法能力よりも身体能力に優れ尚且つ知力も高くて魔法抵抗力も持ち褐色肉体美のダークエルフ女子がいいと思う。


 ボンキュッボンのダークエルフなお姉様が色白のエルフ娘たちとオレを巡ってオンナの争いを展開する。しかも両者ともに布地の少ない衣装を纏ってガンバってくれたらオレのMPはギンギンに高まるだろう。


 だが”持っている”オレはここで新たな問題に気が付く。


 ――メイド服のメンバーが居ない?!


 前衛のケモミミ娘も捨てがたいが露出が多い装備での殴り合いは心許ないし大切なメイド服の損耗も激しい。かと言って後衛の魔女っ子エルフならワンチャンあるかもだが、プライドの高いツンデレな彼女が素直に言う事を聞いてくれるだろうか? それにシスター娘にはスリットが大きく入ったロングスカートの着用が(オレの脳内)法律によって既に義務付けられているし、ダークエルフのお姉さんにはやはり布地の少ないエロい服が外せないだろう。


 ……そうなるとメイド服装備に誰かもう一人必要になる、さて誰かこの崇高なる衣装に理解と志を持った見目麗しい女子に心当たりは無いものか?




『よくぞそんな格好でここまで辿り着けたものだ勇者よ……』


「せっかく買ったメイド服なのに誰も来てくれないから勇者権限でジャンケンしたんだけどこのザマさ。しかも呪いのアイテムとかでもう脱げないとかありえないだろ?」


『確かにありえないな。いやメイド服ではなく、その、全く似合ってはおらぬという意味で……』




 ……オレの苦悩は続く。


(;´・ω・)「このパーティってちーっともハーレムっぽくないですよね?」

( ゜Д゜)「幸せのカタチは人それぞれだがや……」

これまでの戦績

1勝11敗(不戦敗10・完封負け1)

1引き分け・無効試合2

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