表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/43

妻たちの密談

第百二十一章:妻たちの密談


中国・四川の奥地、霧深い「龍鳳りゅうほう大瀑布ダンジョン」。天が一人で夕食のまきを拾いに行っている隙に、椿が凛を岩陰に呼び寄せた。


「凛、ちょっとこちらへ。……これ、見てくださいな」


椿が無限収納(天から共有されたサブ枠)から取り出したのは、虹色に明滅し、掌に伝わるほど熱い拍動を刻む巨大な卵だった。


「わっ、何これ!? 凄く綺麗な卵……」


「【対象:フェニックスの卵(子宝の聖卵)】。……先ほどのダンジョン最深部で、あなたが龍を翻弄している間に、私が密かに回収しておきましたの。鑑定によれば、『夫婦で食せば、神の如き血脈を授かる』という伝説の代物ですわ」


椿の頬が、朱を指したように赤らむ。


「……凛、これを旦那様に内緒で、私たちが先に少しだけ……いえ、旦那様に『最高に元気になってもらう隠し味』として、今夜の料理に混ぜてしまいませんこと?」


第百二十二章:にしし(笑)の共犯者


凛の目が、獲物を見つけた野性の猫のように輝いた。


「……いいじゃん、それ! ダーリン、最近ますます格好良くなってるし、私たちも『家族』を増やしたいもんね。にしし(笑)、椿ってば、意外と大胆なんだから!」


「ふふ、愛ゆえですわ。さあ、旦那様が戻る前に……これを解体して、スープのベースに仕込みましょう」


二人の最強の妻たちは、クスクスと笑いながら、黄金の卵を丁寧に調理し始めた。それは天へのサプライズであり、同時に彼女たちの「熱い願い」が込められた禁断のスパイス。


第百二十三章:異変の兆し


「ただいま。良い薪が手に入ったぞ。……ん? 二人とも、なんだか顔が赤いな。火に当たりすぎたか?」


戻ってきた天は、二人の様子を不審に思いながらも、差し出された特製の『フェニックス卵の酸辣湯サンラータン』を一口啜った。


「……っ!! なんだこれ、身体の芯から……いや、魂の底から熱が溢れてくる……。魔力じゃなくて、もっと根源的な活力が……」


【実食:フェニックスの卵(加工済み)】

【天の恩恵:LV 50 → 55。超絶回復、精力絶倫(神格級)を獲得】

【凛・椿の恩恵:受胎率の極大化、母性の覚醒】


「ダーリン、美味しい? 全部飲んでね♡」

「ええ、あなた。今夜は……いつも以上に、覚悟していただかなくてはなりませんわ」


天は、二人の瞳に宿る、獲物を狙う「雌豹」のような光を見て、直感した。

(……安全マージンが……俺自身の身体に、全く残っていない……!)


中国の静かな夜は、フェニックスの魔力によって、かつてないほど「熱く」「長い」ものへと変わっていった。

プロンプト

凛!旦那様に内緒で子宝の卵(フェニックスの卵)食べない?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ