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究極のセーフエリア

GWなので5話投稿しちゃいます♪

地球にダンジョンが産まれたら ~10階ボス部屋:禁断のフルコースと三人の聖域~


第六十九章:究極のセーフエリア


「……ふぅ。これでひとまず、ギルドの追手は入ってこれないな」


天は、重厚なボス部屋の扉を内側からロックした。

目の前には、変わり果てた姿(食材)となった『キング・ボア・ジェネラル』が横たわっている。

凛と椿は、戦いの余韻で肩で息をしながらも、その視線はすでに「次なる獲物(料理)」に釘付けだった。


「天さん、お腹空いた! ボスの肉、早く焼こう!」

「天様、私、この日のために最高級の赤ワイン(備品)を持ってまいりましたわ」


第七十章:魔力BBQ、開幕


天は無限収納から、これまでに集めた最高級の食材を次々と取り出した。


メイン: キング・ボア・ジェネラルの王者のロース


海鮮: ハードシェルクラブの脚、サワラセンのカマ


薬味: ガーリックⅢ世、ジンジャーひょっこりはん


香辛料: オール漢方


「よし、BBQだ! 凛、火おこしを頼む。椿さんは野菜のカットを」


ボス部屋の冷たい石畳の上に、魔力で燃え上がるグリルが設置される。

厚さ5センチを超えるボアのロース肉が網に乗った瞬間、ジュワッという官能的な音と共に、ガーリックと肉脂の香りが部屋中に爆発した。


第七十一章:至高の「王の肉」


「はい、焼き上がったぞ。まずは塩だけでいってみてくれ」


天が差し出したのは、表面はカリッと、中は滴るようなレアに仕上げられたステーキだ。

凛と椿は、競い合うように口に運ぶ。


「……っ!? なにこれ、噛んだ瞬間、肉汁が噴水みたい……!」

「あぁ……! 筋肉の繊維一つ一つに魔力が詰まっていますわ。力が……底から溢れてきます……!」


【実食:キング・ボア・ジェネラル】

【天の恩恵:LV 10 → 15。全能力が大幅上昇】

【凛の恩恵:Aランクの限界を突破。Sランクへの階梯を登り始める】

【椿の恩恵:事務能力(魔力)UP。疲労回復(永続)】


さらに、シャケーンのカマ焼きや、蟹の甲羅焼きが並ぶ。

ボスの肉の重厚さを、ジンジャーひょっこりはんの清涼感が完璧に中和し、食欲の無限ループが完成した。


第七十二章:三人の誓い


「……ねぇ天さん。ここ、外に出たくない。ずっとここで食べてたい」


凛が、脂の乗った口元を拭いながら呟いた。


「同感ですわ。外のギルド職員たちの喧騒など、この至福に比べれば塵芥に等しい……」


椿もワイングラスを傾け、うっとりと天を見つめる。

天は、焚き火の炎を見つめながら、改めて「安全マージン」の意味を考えていた。


「外は敵だらけだ。住所もバレたし、Fランクの俺が二人を独占してるなんて思われたら、明日には刺されるだろうな」


「大丈夫よ。私が全員斬り伏せてあげる」

「私も、書類上で天様を『死亡扱い』にして、戸籍を書き換えて差し上げますわ」


「怖いこと言うな! ……まあ、ひとまず腹が膨れるまでは、ここが俺たちの聖域だ」


【無銘・天:経験進化。攻撃力が +50 上昇しました】

【称号:ボスキラー、美食の王 を獲得】


10階ボス部屋に響く、肉の焼ける音と笑い声。

物価高に悩んでいた40代の男は、今やダンジョンの最深部(?)で、二人の最強の女性を侍らせ、王者の肉を頬張る「真の勝者」へと成り上がっていた。


だが、扉の向こうでは、怒り狂ったギルド探索者たちの軍勢が、今か今かと待ち構えていることを、天だけはまだ、本気で心配していた。

プロンプト

ボス部屋討伐

ドロップと宝箱そして俺らがこの部屋から出ない限りモンスターは湧かないしボス部屋に入れない

BBQだーー

肉に魚に大蒜、生姜!

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