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不名誉な二つ名

地球にダンジョンが産まれたら ~二階おじさんとAランクの公開宣言~


第四十五章:不名誉な二つ名


翌朝、ギルドのロビーに足を踏み入れた瞬間、天は刺すような視線を感じた。

昨日の今日だ。Aランクの如月凛が、冴えない中年男と並んで歩いているのだから無理もない。


「おい、見ろよ……如月様の隣にいるあのオッサン、誰だ?」

「……ああ、あいつか。毎日地下2階にこもってる『2階おじさん』だよ」


天の耳に、残酷な言葉が飛び込んできた。


「えっ……何その嫌な二つ名。俺、そんな風に呼ばれてたの?」


ショックを受ける天の横で、凛が堪えきれずに吹き出した。


「ぷっ、あははは! 『2階おじさん』……! まあ、普通は旨味がない2階に毎日居座る人なんていないから、噂にはなるわよ。天さん、目立ちたくないって言ってたけど、私がいなくても十分有名だったんじゃない♪」


「笑い事じゃないよ……。もっと地味な、背景みたいな存在でいたかったのに」


第四十六章:神聖な笑顔と憎悪の視線


周囲の若手探索者たちは、凛の笑顔を見て石のように固まっていた。


「うわ……如月様が笑ってる。あんなに楽しそうに笑うところ、初めて見た……」

「神々しい……。けど、隣のオッサンが邪魔だ! なんであんな2階おじさんと!」


飛んでくる視線は、もはや嫉妬を超えて殺意に近い。天はいたたまれなくなり、凛の袖を引いた。


「凛さん、行こうか……。ここにいたら、さらに悪目立ちする。さっさとダンジョンに入ろう」


「そうね、修行開始だもんね!」


第四十七章:凛の小悪魔的爆弾


天が急かして出口に向かおうとしたその時だ。

凛が何を思ったか、ギルド全体に響き渡るような声で、とびきり悪い笑顔を浮かべて言い放った。


「はーい♪ あっ、みんな聞いて! 私、この『おじさん』とパーティー組んだから! よろしくね! にししっ(笑)」


「…………はあぁぁぁぁぁ!?」


ロビーにいた全員の声が重なった。

受付嬢は持っていたペンを落とし、筋骨隆々のベテラン探索者は飲んでいたコーヒーを吹き出した。


「凛さん!? 何言ってるの!?」


「だって、事実だもん。ほら、行くわよ天さん。私の『相棒』なんだから、遅れないでね!」


凛は天の腕を強引に掴むと、呆然自失となった探索者たちの間を縫うようにして、スキップ混じりの足取りでダンジョンへと消えていった。


第四十八章:地下2階、地獄(?)の特訓開始


地下2階に到着した途端、天は力なく壁に手をついた。


「……終わった。俺の静かな生活防衛計画が、粉々に粉砕された……」


「大げさねぇ。Aランクと組めるなんて、みんな泣いて喜ぶ名誉なんだから。それより、約束通り特訓よ!」


凛は愛剣を抜き、鋭い視線を天に向ける。


「天さん、ステータスはB+以上あるのに、動きが完全に『素人』なの。バールの振り方も、ナイフの使い方も。まずはその『宝の持ち腐れ』な身体能力を、私が18年間培った剣技で調律してあげる」


「……お手柔らかに頼むよ」


「ダメ。甘いもの(お肉)のためなら、私、鬼になるから!」


SSS+++の運を持つ40代と、日本最高峰の18歳。

二人の「公開パーティー」による騒動は、瞬く間にギルド中に広まり、天の「安全マージン」は別の意味で崩壊し始めていた。

プロンプト

次の日ギルドで

なっ!凛様の隣のオッサン誰だ!

2階おじさんだろ?


俺:えっ!何その嫌な二つ名

凛:ぷっ(笑)2階おじさん…まぁ普通旨味が無い2階に毎日居るから噂にはなるよ♪目立ちたくないんだよね?私居なくても有名じゃん♪


うわ~凛様が笑ってる…初めて見た

神々しい…オッサン邪魔!何であんな2階おじさんと


俺:凛さん行こうか…ここじゃ悪目立ちし過ぎ


悪い笑顔で大声で

凛:は~い♪あっ!私おじさんとパーティー組んだから!にしし(笑)

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