えっ、転生したのに悪役令嬢?
悪役令嬢に転生したアラフォーオタク女が自身の力でラノベでの国外追放を切り開く為に奮闘する
外資系の企業に勤めている北条真央はキャリアウーマンとして毎日大勢の部下を指示して仕事をこなしているが、今年で42になるアラフォーである。
誰にも言えない趣味というか裏の顔がある。その裏の顔はレイヤーでSNSでフォロー数200万のインフルエンサーであるが、彼氏いない歴イコール年齢なのである。だが、大型連休にレイヤーとしてコミケに行く途中で交通事故に遭ってしまった。
目を覚ますと、そこは宮殿の1室で周りには中世の服を着た人が大勢いた。
女の人の名前はアマリリス。アマリリス・アベリア公爵令嬢だが、王宮内の宮殿で王妃教育を受けている最中に突然転倒して、今に至っている。
王妃教育の一環でダンスの練習をしていた時に何もせずに見ている時に転倒したので、教えていた講師が何事が起こったのか分からずに大騒ぎをしてしまったが為に、大勢の人が来てしまった。
その中には、王妃と婚約者である第一王子第一王子ナルシス・アユース殿下がいた。アマリリスの父であるジャスマン・アベリア公爵もいた。
目を覚ましたアマリリスに父のジャスマンが寄り添って、無理をしないで安静にする為に宮殿を後にした。
屋敷に戻ったジャスマンとアマリリスは母であるカモミール・アベリアと長男であるフロラン・アベリアに宮殿での出来事を伝えた。アマリリスは安静にする為に部屋に戻った。
アマリリスは目を覚ました時に転生をしていた事を走馬灯の様に思い出していたので、頭の中が混乱していて、整理をするのに時間が掛かっていた。なので、宮殿内でも何も話をせず、馬車での移動でも何も話をしないで今に至っていた。
その様子を見ていた、ジャスマンは心配の余りに王宮に当分の間、王妃教育の中止をお願いしていた。
所で、北条真央はアマリリス・アベリアという名を知っていた。この名前は前世で読んでいた大量のラノベの1つで「聖女は我儘がお好きです」というラノベに出て来る登場人物で悪役令嬢と記憶していた。
悪役令嬢として登場するのは学園に通い始めて、そこで聖女に婚約者である第一王子を奪われて、悪役令嬢になって、最後には国外追放される。という話の結末だったと記憶していた。
アマリリスの今の歳は14歳だ。学園に通い始めるのは15歳だった。春になると学園に通うのでそれまでで何か対策をしないと17歳になる歳に悪役令嬢として国外追放される。とりあえず、聖女の名前も知ってるので、関わりにならない様に振る舞うのが1番である。アマリリスのステータスを確認すると、ラノベと同じで
名前 アマリリス・アベリア
種族 人族(公爵令嬢)
スキル 結界魔法・水魔法・土魔法
加護 無し
貴族としては魔法が3種類あるのは有能な証拠なのだが、結界魔法はハズレ魔法と呼ばれていた。
アマリリスは今すべき事を整理しようとしたが、学園に通い始めるまで何も出来そうになかった。何故かというと、宮殿と屋敷以外に外に出た事が無いし、関わってきた人は王宮では王様・王妃様・第一王子・第二王子と屋敷の者と宮殿でのメイドと講師だけであった。
第一王子はよく会っても月に1回、王様と王妃様は第一王子と婚約を交わした時に王宮に呼ばれた時のみ。第二王子は2ヶ月に1回程度だった。なので、どうしようもなかった。
前世を思い出してからの初めての食事を取ったが、ほぼ塩だけの味付けでそれも薄味だったので、素材の味しかしなかった。公爵家での食事がこれだと、もっと下の地位だとどんな食事なんだろう。
食事の際は無言で食べないとマナー違反だろうから、食事が終わってから兄であるフロランに調味料の事を聞いてみた。
アマリリス「フロラン兄様、調味料って塩しか無いのでしょうか?」
フロラン「アマリリス、どうしたんだい。そんな事も知らないのか?」
アマリリス「今日の事でまだ混乱していて、よく分からないんです。お兄様。」
フロラン「他にもあるが、使い方が分からないのが本当かな。」
アマリリス「そうなんですね。ありがとうございます。」
アマリリスは、近い所で調味料を調べてみる事にした。
屋敷のメイドに、この屋敷にある調味料を聞いてみたが、塩がメインで、稀少な胡椒と砂糖はあるそうだ。後は、この屋敷では使ってないが市場では知らない物もあるらしい事が分かった。
アマリリスは胡椒と砂糖はあるが稀少で使えなさそうなので、塩だけでなんとかしようと考えた。前世である北条真央は大学を卒業後、ホテルでパティシエとして10年働いていて、その後に外資系企業に勤めていた経歴を持っていた。塩だけで作れる料理を模索していた。
前世での今までの経験を駆使していろいろ模索する
そして、学園に突入する




