出会いの場を考える
リナリアを鑑定したきなこは良からぬ事を考えているかのようであった
アマリリスは講義を受けていながら、きなこが何やら良からぬ事を企んでいるみたいで心配していた。きなこは元ナルシスの婚約者候補が3人いて、そのうちの1人がリナリア嬢というのが分かり、残りの2人の情報がなかったので、講義が終わったらアマリリスに聞こうと思っていた。
きなこが先程した鑑定でリナリア嬢も公爵令嬢だったなぁ。親密度の下の備考では全てに対してM気質となっていた。ほどほどに責めると落ちやすい傾向だな。それじゃ、ライ様がSかドSなら相性はバッチリだな。フロランはMだから無理に付き合っても続かないだろうな。
アマリリスの講義が終わり食事の時間になった。食堂に移動すると、人が集まっている所があるので、行ってみるとそこにはナルシス殿下と学友であるフロラン達がいた。そこに、アマリリスときなこが行くと、ライとゼファーがアマリリスに気づいて、
ライ「ナルシス、婚約者のアマリリス嬢がいるぞ。」
ゼファー「アマリリス嬢も、一緒に食事でもいかがですか。」
フロラン「妹よ。一緒に食べるか?」
アマリリス「同席してもよろしいでしょうか。殿下。」
ナルシス「一緒に食べよう。」と言われたので、一緒に食事を始めた。
きなこがライを鑑定すると、ライからリナリアで親密度は白 70だった。備考はSで何事も自分中心だが目上や位の高い者には従う。なるほど、親密度が白というのは何でだ?ライはリナリアを知らないのか?
きなこはアマリリスに「ライとリナリアの出会いの場を設ける事が出来るか」聞いていた。アマリリスは「リナリアだけの出会いの場を設けるのは難しいかなぁ。」
アマリリス「ナルシス殿下、役員会はお忙しそうですね。」
ナルシス「アマリリス、そうなんだよ。役員会もメンバー総入れ替えの新メンバーになって、人員がまだ決まっていなくて大変なんだ。」
アマリリス「それじゃ、お手伝いでもしましょうか?」
フロラン「妹よ。いいのか?」
アマリリス「学友と共に参加させて貰ってもよろしいでしょうか?」
ナルシス「それは助かるよ。明日にでも来てくれるか。」
アマリリス「はい。分かりました。」
フロラン「役員会の正式メンバーは会長の殿下と副会長の私しか居ないんだ。後は補佐として5人いるんだ。ライとゼファーとエルムとオドラーとペンジャミンだ。」
アマリリス「はい。全員が学友なんですね。分かりました。」と言って食事が終わると講義があるので講堂に戻って行った。講堂に戻ると、アマリリスの周りに多くの令嬢が集まって来た。先程の食堂での話を聞いていた令嬢達が集まっていた。その中には元ナルシス殿下の婚約者候補はいなかった。
アマリリス「皆さん、すみません。道を開けて貰えませんか。」と言って、リナリアの所に行くと、
アマリリス「リナリアさん、先ほどは失礼しました。少しお話があるのですが、よろしくて?」
リナリア「何でしょう?」
アマリリス「明日ですが、私と一緒に役員会のお手伝いをお願い出来ませんでしょうか?」
リナリア「私でいいんですか?」
アマリリス「はい。それと、ダリアさんとサルビアさんも一緒に参加してもらえませんか?」
ダリア「えっ?私もですか?」
サルビア「喜んで参加しますわ。」
ダリア「私も参加させて下さいな。」
きなこはダリアとサルビアも鑑定していた。ダリアの備考はSだけど男性の何気ない仕草とHでドMになる。超ツンデレタイプである。サルビアの備考はドM体質。何事においてもドMなので、グイグイ来るタイプには弱い。きなこは最近、親密度も見るがその下にある備考をよく見る様になっていた。親密度は相手を指定しないと数値が出ないので対象人物がある場合は有効手段だが対象人物がいないと表示しない様になった事が分かった。なので、ダリアとサルビアはまだ相手が誰か分からないので親密度の表示がなかった。
アマリリス「明日は私も含めてこの4人で役員会の手伝いに行きますのでよろしくお願いいたします。」
リナリア「分かりました。」
ダリア「明日ですね。分かりました。」
サルビア「アマリリスさん、紹介してくれてありがとう。」
アマリリス「一時の戦友ですから、何かあったら協力しますよ。」と言って、席から離れて自身の席に戻って行った。
アマリリスが話しかけた3人の周りにいた令嬢の中で、ナルシスの学友に興味のある者が数名いたが、その時は話しかけて来なかった。
最終的にはナルシス以外の学友はアマリリスの知り合いとカップルになってもらわないとラノベでよくある聖女の逆ハーレムになるのだけは避けたいと思っているアマリリスであった。ナルシス殿下には悪いが聖女のお相手はナルシス殿下1人に任せておけばいいと思っている。そうなれば、国外追放だけは避けられるかなぁと思っている。
明日、ライをリナリアと会わせてから、ライとリナリアをカップルになる様に頑張るアマリリスときなこであった。
アマリリスときなこは悪役令嬢になって国外追放にならない様にいろいろ考えていた
聖女が学園に来る前に、聖女の逆ハーレムをぶち壊そうと企むきなこがいる




