第三話 尾行の末
その日の深夜。
サーシャとシャードは、店の灯りを全て消して、店の窓の端から外を見張っていた。
サーシャ達は声を潜めて話す。
サーシャ「あ、やっぱり!」
シャード「隠れて!」
二人は頭を低くして、窓の下に隠れる。
少しすると、二人は再び窓から外を見た。
サーシャ「あっちに行った」
シャード「追うわよ!」
二人は静かに店のドアを開けて外に出た。
そして、静かにドアを閉めて、足音を立てないように歩き出した。
二人が追いかけている人物は、広い通りの十字路を右に曲がった。
その人物を見失わない様に急いで追いかける。
二人が十字路を曲がった所に、その人物は腰に手を当てた格好で待っていた。
そして、目が合った。
サーシャ「あ!」
メニ「やっぱりね」
シャード「気づいてたの?」
メニ「分かるに決まってるよ、そんなの。それで何?もしかして私が心配で、こっそりつけて来たって訳?」
シャード「勘が鋭いわね」
メニ「だったら最初から一緒に来ればいいでしょ?なんでわざわざ後つけてくるの、ばっからしい」
サーシャ「二人で考えてメニに何かあったら大変だから様子見に行こうって事になったの。ごめんねこっそりついて来て。悪気は無かったの」
メニ「ホントにぃ?ま、いいわ、それじゃあ一緒に行ってくれるのね?」
シャード「でも、やっぱり考え直さない?」
メニ「なーに言ってんの、ほら早く!」
そう言ってメニは二人の背中を押して歩き出した。




