ひねくれ姫と親バカ魔王
「っと。どこだ? ここ」
魔王ルキフェルと共に人界に降り立った俺は、辺りを見渡すが、俺の知識箱には目の前のこの光景は存在しなかった。ただただ広い荒野、建物はおろか木の一本すらも存在しない。
〘リヴァイアの魔力を辿った筈なんだが······〙
「えーっと」
俺は『魔力感知』で周囲一帯を調べる事にした。すると、二つの反応を見つけた。一つはとてつもなく大きな魔力反応、そしてもう一つは小さな魔力···多分これが召喚主だろう。
「見つけたよ」
〘おぉそうか! すまんな、俺は感知が得意じゃないんだ。大抵見れば反応出来るからな!〙
強者だから言えるセリフだなそれ。反応速度に余程の自信があるのだろう。
「方角はあっち。ここから数キロってとこですね」
-と、次の瞬間······。
俺がルキフェルに指さした方向の空に大きな黒炎が現れた。
〘なっ···あれは-〙
「『終焉の業火』······」
どうやらあのとんでも炎がルキフェルの言っていたリヴァイアのユニークスキル『終焉の業火』らしい。というか、あんなのをどこにぶっ放すつもりだ。
「『纏雷』ッ。ったく。ルキフェルさん、先に行きますよ!」
〘なっ!? なんだ······あの速さは!?〙
『纏雷』で雷撃を纏いながら一瞬にしてリヴァイアがいるであろう場所までの距離を縮める。すると、目の前には魂が抜けたように唖然と尻餅をつく男性と、不敵な笑みを浮かべながら巨大な黒炎の塊を抱えた銀髪の少女がいた。
「あれがリヴァイアさん···だね」
とりあえず、あの攻撃をどうにかしなければならない。相手は炎だ。しかもルキフェルの話では燃え尽きない炎らしい。なら、それを防ぐには-
「【神羅万象】-『地核変導』ッ!」
刹那、大地に激震が走る。そして『地核変導』によって操られた大地が大きく形を変え、津波のように宙に浮く黒炎の尽くを呑み込んでいった。
「···ふう」
そして一瞬でリヴァイアであろう人物の前に姿を見せると、目の前の少女は自分の攻撃を消された事に瞳を輝かせていた。
······なんで!?
「あ、あんたは······? それに今···何が」
一方の男の方は、目の前で起こったありえない天災に絶望的な表情を浮かべている。全く、失礼な奴だ。助けてやったというのに。
「おにいさん、この子と契約なんてしてないよね?」
「も、勿論だ! するわけないだろ! こんな化け物!」
その言葉に俺は少し苛立ちを覚えた。
「······化け物···ね。とりあえずここから消えてくれる? 死にたくないならね」
俺がそう言うと、男は血相を変えてその場から走りた去って行った。確かに予想外の出来事だったのかもしれない。しかし、だからといって彼女を化け物呼ばわりは癪に障る。
強いモノを召喚し、そいつが言うことを聞けば自分の力のように優越感に浸る。だが、そいつが言うことを聞かなければ畏怖し、化け物だと突き放す。やはり俺にはああいう輩は好きになれそうにない。
「で? お嬢さん。どうして今の奴を殺そうとしてたの?」
〘退屈しのぎだゾ!〙
·········はい?
「ごめん、ちょっと聞き取れなかったみたい。もう一度聞いてもいい?」
〘ん? だから、退屈しのぎだゾ!〙
どうやら聞き間違いじゃなかったようだ。この少女は退屈しのぎに今の男を殺そうとしていたらしい。確かにめちゃくちゃひねくれている。
「そっか。でも、退屈しのぎで人を殺されると色々と面倒な事になるんだ。だからやめてくれる?」
〘お前は強いのか?〙
「何?」
〘お前は強いのかと聞いているのだ!〙
なるほど。理解した。リヴァイアという少女は戦いが好きで強い奴を求めている、昔のイルミのような奴らしい。
「そんな事より、ルキフェルさんが探してたよ。ここにももうすぐ来ると思うけど?」
〘むむむ。父上が来るのか? それは嫌だゾ! 私は強い奴と戦いたいのだ! ずーっと家に篭ってて退屈だったんだゾ! せっかく自由になれたのだ!〙
そう言うとリヴァイアはその場から大きく跳躍しようとした。俺はそれを見逃さず、彼女が飛ぶであろう方向に『地核変導』で作り出した壁で彼女の進行を妨げた。
〘ふぎゃっ!〙
案の定、彼女は高速で壁にぶつかり情けない声を出して地面に落ちて来た。というか、作り出した壁は魔力で強度を上げているというのに、それに生身でヒビを入れるとは······。コイツの体表はどうなってるんだ。
〘痛いゾ!〙
「ごめんね。でも、お父さんから頼まれたからさ」
〘むむむむむー! 父上が人間に頼み事をするわけが無いのだ! 嘘つきは······嘘つきは······えーっと······あ! 嘘つきは魔王の始まりだゾ!〙
なんかカッコイイなそれ!? というか、それはルキフェルに失礼だと思うんだけど······。
「実際頼まれたんだからしょうがないでしょ。ほら、家に帰ろ?」
〘しつこいゾ!〙
「ぬっ······こんのガキ」
おいコラ、魔王! コイツひねくれ過ぎだゾ! ···ゴホン。ひねくれ過ぎだぞ! マジでどんな教育してきたんだよ!
程度の低い押し問答が続く中、ようやくルキフェルが瞬歩で現れた。さぁ、リヴァイアにガツンと言ってやれ! -と思った刹那、魔王ルキフェルは豹変した······。
〘おぉ、無事だったかい〝リーたん〟! 良かった、本当に良かった。人間に何かされなかったかい!?〙
〘むぅ。本当に父上が来たゾ······〙
〘さぁ、リーたん。お家に帰ろう!〙
〘嫌だゾ! 私は強い奴と戦いたいのだ! それまでは帰らないゾ! 第一、家に居ても退屈なのだ! 父上が私を隔離するからだゾ!〙
〘当たり前だろ? 大事な大事なリーたんを守る為なんだ! 我慢してくれないかい?〙
〘嫌だゾ! しつこいとまたぶっ飛ばすゾ!〙
強引にリヴァイアを連れて行こうとするルキフェル。そんな父の手を引き離そうとするリヴァイア。そんな光景を見ながら思ったこと。多分、誰もが思ったであろう事。
それは-
全部てめぇのせいじゃねえかよぉぉぉッ!!
リヴァイアは過保護で親馬鹿なルキフェルのせいでこんなにもひねくれてしまったのだ。うん、今なら彼女の気持ちが分かる気がする。とはいえ、ひねくれ具合があさっての方向ではあるのだが······。
·········もう帰ってもいいかな。
〘おい、お前! 父上をどうにかするんだゾ!〙
〘小僧! 邪魔するなよ! これは俺達親子の問題なんだからな!〙
いや、ホントもうどうでもいいよ。つか、なら最初から俺を呼ぶんじゃねえよ。
なんだろう。段々この親子に腹が立ってきた。
〘はーなーせーっ! ·········ッ!!?〙
〘ん? どうしたんだい? リーた·········んんッ!!?〙
急に空気が重くなり月の光が弱くなった事に気付いたリヴァイアがゆっくりと空を仰いだ。そんなリヴァイアを気にかけたルキフェルもつられるように空を見上げる。
すると······。
そこにはこのだだっ広い荒野を埋め尽くす程の超巨大な岩の塊が宙に浮いていた。
〘お、おおおっ! す、すごいのだ! なんなのだあれは!?〙
〘······な、なん···なんてデカさだ······〙
そして二人の視線は自然と俺に向けられた。そう、この超巨大な岩の塊を〝引き寄せた〟のは俺だ。めちゃくちゃ腹が立ったので勢い余って【神羅万象】の一つを使ってしまった訳である。
そんな俺に瞳をこれでもかと輝かせるリヴァイアと今も尚絶句しているルキフェル。
「そろそろ落ち着いた? 特にルキフェルさん。連れてこられた俺の身にもなってくれないかな? じゃないとマジでこれ落とすよ」
俺の言葉にルキフェルは冷や汗を流しながらゆっくりと頷く。そしてリヴァイアもまた嬉しそうに首を縦に振ってみせた。
「ん。分かった」
ようやく素直になった二人。俺は指を弾き空中に浮かぶ存在を消し去った。その瞬間、一気に魔力が消費され貧血のような感覚に襲われる。
「っ···ふう。はぁ······。今の大きさでも半分すっ飛ぶのね。ホント燃費が悪いやつ······」
〘こ、小僧······。そのー···すまん〙
「もういいですよ。それからリヴァイアさん」
〘むっ。リーアでいいゾ! 私はお前が気に入ったのだ! お前が私と戦ってくれるなら、お前の言うことだけは聞くゾ!〙
そ、そう来たか···。
「わかったよ。でもそれは魔界に戻ってからね?」
〘にしし! わかったのだ!〙
〘リ、リーたんが······興味を持つなんて······〙
まぁ何はともあれ、何事も無くて良かったものだ。こうして俺達は魔界に帰ることにした。終始リヴァイア···もといリーアは俺の服の袖を掴んでいたが、多分これは俺を逃がすまいとしているのだろう。しかし、まぁその後ろで父である魔王ルキフェルが悶絶していたのは言わずもがな······。
魔界に戻ると、魔王ルキフェルは急に魔界から姿を消した事が配下の者達にバレて何処かに連れて行かれてしまった。魔王も大変-ということなのだろう。というか、この超問題児と二人きりにしてほしくないのだが······。
「·········」
〘にしし〜〙
-ジー·········。
ほら、めっちゃ見てるし! すっごいキラキラした目で見つめてきてるし!
「リーア、今日はもう遅いから戦うのは明日にしない?」
〘むむむ〜···。仕方ないのだ。じゃあ今日は私の部屋で一緒に寝るのだ!〙
なんですって!?
「いや、リーア? ほら、俺は男だしリーアは女の子でしょ? だからやっぱりそういうのは···ね?」
〘女の子······。私を女の子だと思ってくれるのか?〙
「え? そりゃあそうでしょ?」
小さいくせに結構立派なモノもお持ちですし。というか、誰がどうみても普通に女の子だ。
〘そうか。にししっ! 私は女の子か! やっぱりお前は大好きなのだ!〙
「え!? だっ···はい!?」
〘私はすごく強いらしいのだ。だから人間からも父上からも怖がられていたのだ。でもお前は違うのだ! 私の事をそんな風に言ってくれたのはお前が初めてなのだ!〙
······あぁ、そういう事か。だからこの子はこんなにも嬉しそうに微笑んでいるのか。というか、そんな事を今聞きたくはなかった。何故ならそんな事を言われては、断りづらくなってしまうからだ。
「······今日だけね」
〘ありがとうなのだー!〙
俺の言葉を聞いたリーアは、楽しそうにはしゃいでいる。全く、本当に困った問題児だ。
翌日、目が覚めると俺の胸元に柔らかな感触がむにゅう-と押し当てられた。ゆっくりと目を開けると、そこには仰向けの俺にうつ伏せで乗りかかっているリーアがいた。
〘ん? 起きたのだ?〙
「うん。おはよう」
〘おはようなのだ!〙
意外にも早起きのリーア。何をしていたのか······は聞かないことにしよう。俺が上体を起き上がらせるとリーアは素直に俺の上から体を退けてくれた。超好戦的な性格以外は本当に素直な子だ。
-コンコン
「リヴァイア様、お食事をお持ち致しました」
素直に退いてくれたリーアの頭を撫でていると、扉がノックされて小間使いの女性が姿を見せた。そして俺とリーアを見るなり驚いたような表情を浮かべた。
〘リヴァイア様、そ···そちらのお方は?〙
〘気にするな。もう下がれ〙
〘は、はい! 失礼致しました〙
小間使いの女性はリーアの放つ圧倒的な圧力に焦るように部屋を出ていった。そしてリーアは運び込まれた食事を俺の元に持ち運んでくれた。先程の小間使いの視線···。魔王の娘、強過ぎる存在、どちらに向けられた視線かは分からないが、確実に言えるのは〝リヴァイアという少女〟に向けられた視線ではなかった。
まぁ、いろいろあるのだろう。俺はそれ以上詮索はしなかった。
「美味しそうだね?」
〘むっ、そうだな! 不思議と〝今日は〟美味しそうに見えるのだ!〙
リーアのさり気ない言葉に俺の手は止まった。いつもは美味しそうには見えない-ということか。なら、俺が······いや、誰かと共に食べるという事がリーアにとって特別なものなのかもしれない。
「リーア、もっと美味しくなる方法、教えてあげようか?」
〘何っ? 本当か? いつもと変わらない味だゾ? 美味しくなるのなら食べたいのだ!〙
「よし。ならスプーンを貸して?」
〘むっ。ほい〙
リーアからスプーンを受け取ると、俺はそのスプーンでスープをすくい取った。そしてそれをリーアの口元に運んでいく。いわゆる『はい、あーん』-というやつだ。
〘おいエト、私は自分で食べれるゾ! 子供扱いはするな!〙
ちなみに寝る前にリーアに俺の名前は教えておいた。いつまでもお前-というのは味気無いだろう。
「まぁまぁ、いいから。ね? ほら、あーん」
〘むむむ〜···。あ、あーん···はむ-ッ!?〙
スプーンを口に入れた瞬間、リーアの目がビックリする程に見開いた。そして一瞬にして頬を真っ赤に染め上げた。
〘な、なんなのだ! いつもの味なのにすっごく美味しいのだ! すごいのだ! エトの言う通りなのだ!〙
「でしょ?」
まぁ単に俺が食べさせただけなのだが、誰かと共に食事をする-という事が特別だと感じるリーアにはこの効果は絶大だろう。案の定、虜になってしまったリーアは最後までスプーンを自分で持つことはなかった。
〘ぷはぁ···。美味しかったのだぁ!〙
「よかったね」
〘あっ···。エトの分を忘れていたのだ······。すまないのだ〙
すっかり満喫していたリーアは、そんなどうでもいい事で落ち込んでしまった。
「いいんだよ。リーアが美味しかったのなら、俺はそれで満足だから」
なんて言ってみたものの、リーアは全然納得していないようだ。難しい顔をしながら考え込むこと数分。リーアはようやく何かを思いついたようで、ゆっくりと俺の頬を両手で包んだ。
え·········?
〘まだ少し、味が残っているのだっ······-ッ〙
「-ッ!!?」
完全に不意をつかれてしまった。リーアは俺に口付けをしてきたのだ。そして口の中に残るスープの味を俺に伝えて来た-というわけである。
〘っぷはぁ。にししっ! どうだ? 美味しかったのだ?〙
「お、美味しかった······かな」
〘よかったのだ!〙
ちょっ、何!? このめちゃくちゃ可愛い生物······。
リーアが見せた満面の笑みはお世辞抜きでとても可愛いかった。ルキフェルが見れば失神ものだろう。俺ですらドキッとしてしまった。
〘よし! 戦うのだ!〙
うぉーっと! 完全に忘れてた! そう言えばそんな事言ってたっけ!?
とはいえ、約束は約束だ。こればっかりは諦めるしかない。なら折角だ。アリアとアヤの修行がてら、洞窟内で気兼ねなく戦うとしよう。
「わかったよ。なら場所を移そっか」
〘むっ、わかったゾ!〙
そして俺と超問題児リヴァイアは昨日の修行場所である洞窟に向かう事にした。
洞窟前に着くと既にアリアとアヤ、そしてベルゼが俺を待っていたようで、俺に手を振ってきた。しかし、ベルゼだけは俺の隣に居るリヴァイアを見た瞬間に表情を一変させて顔を真っ青に染め上げた。
〘リ、リリリリヴァイア様ッ!?〙
見たことの無いベルゼの表情にアリアとアヤは戸惑いを隠せない。
〘むっ。ベルゼリアか? なんでお前がここにいるのだ?〙
その瞬間、ベルゼは『瞬間移動』でリーアの元に参じ、立膝をついて深々と頭を下げた。
〘わ、妾はエトとその仲間達の修行を手伝う為、ここにいる次第ですのじゃ〙
「ちょ、えっ? ベルゼリア様が······」
「あの方は一体何者ですの?」
一回りも小さな少女にペコペコと頭を下げるベルゼリアの姿にアヤ達も少女が只者ではないと察したようだ。
〘修行? エトの手伝い? 何を言っているのだ。どうしてお前〝ごとき〟がエトの手伝いをしているのだ! ずるいではないか!〙
〘も、申し訳ございませんのじゃ······〙
······やっぱりそこなのね。
予想通りのリーアの反応に俺は小さく吹き出した。そんな俺にアヤ達は走り寄り、彼女は一体何者なのか-と問いかけてきた。
「あの子はリヴァイア。魔王の娘で、多分魔界最強······だと思う」
「まっ······」
「魔界最強···ですの!?」
「いや、多分ね。確実なのは魔王よりも強いって事だね」
「「えぇっ!?」」
まぁ、そうなるよね。
とはいえ、ベルゼリアの態度と先程のリーアの言葉で二人も相応の存在なのだと理解した様子。しかしまぁ、成長したものだ。少し前の二人ならリーアが現れた時点で失神していただろう。抑えているとはいえ、相当の魔力圧が漏れ出している。
〘まぁいいのだ。だったらベルゼリアはあそこの人間達を相手にするのだゾ! 私は今からエトと殺り合うのだっ!〙
〘リ、リヴァイア様ッ!? エ、エト! 正気か!? この御方は魔界門番ともやり合われた御方じゃぞ!?〙
「まぁね。ていうか、それはもう聞いたから」
さてさて。これはマジでやらないと流石に不味そうだ。リーアの底が全く読めない。間違いなく手加減して勝てる相手ではない。当初、洞窟内で···と思っていたが、洞窟内で起こせる天災は限られる。まぁ魔力的にそう何度も引き起こせないのだが······。
〘エト! どこでするのだ? ここでするのだ?〙
「ちょっと待って。ベルゼ、魔界で一番広くて周囲に誰も居ない場所ってどこかある?」
〘ぬっ······本気のようじゃな。そういうことならここの近くに広大な草原がある。そこなら被害は無いはずじゃ〙
なるほど。草原か。
「リーア、そこで戦おう。いいね?」
〘もちろんなのだ!〙
すると、リーアはすぐに姿を消した。
〘エ、エトよ。リヴァイア様をリーア···などと。一体何があったのじゃ?〙
「いや、ちょっと親子事情に巻き込まれてね。とりあえず、俺は行くから。アヤ、アリア? 見るなら見に来てもいいよ」
そう言って俺は『纏雷』で雷撃を纏い、リーアの後を追った。
〘うむ。そうじゃな。いい機会じゃ、世界の強者の力を見てみればよい〙
「エト君の全力······」
「アヤ様、行きましょう! わたくし、見てみたいですわ!」
「そ、そうだね!」
〘よし、ならば掴まれ。一瞬じゃからな!〙
そうしてアヤ達もベルゼに連れられてエトの後を追ったのだった-。
次回更新は来週の日曜日です。




