漢たちのリベラル3
キミミ「訳は、、、、後で話す。一旦、部屋へ戻ろう。」
キミミはそう言うと、スタスタとマンテツの部屋へ急いだ、、、、。
マンテツ達もつられてキミミを追う。
ガチャ!
マンテツ「一体、どうしたってんだ!訳を言え!」
ザッパーン!!
マンテツ「あっ!」
マンテツが自室に戻るとキミミは窓を開けて熱海の浜辺を見ていた。
キミミ「マンテツ君、最近、旅館に客が来なくなったんじゃない?」
マンテツ「そ、そりゃあ減ってきてはいるけど、、、」
キミミ「もうメンバーはこの旅館の事はどうでもいい様なんだ。」
マンテツは冗談を言っているのではと思っていたが、、、
浜村「一体、どういうことだ?」
キミミ「実は、、、、」
浜村が問いただすとキミミはながながと話し出した、、、。
昨夜のお通夜でキミミは脳美に脅された。
当初は黙っていないとキミミの父が日銀で働いていながらブリーメーソンで活動している事をばらす、と。
しかし竹井記者がやって来て、事態は急変したのだと言う。
竹井記者が来た事でメンバーの秘密が公になる。
そこでマンテツ達の学校自体を丸め込み、自分達の足跡をごまかしてこの旅館を廃墟の幽霊屋敷として有名にしようと企てだのだった。
メンバーはもう、マンテツ達がどうしようと構わなかった。
自分達の事を悪く言えば消す、ただそれだけである。
マンテツ「ち、ちくしょう!」
ドン!
マンテツはひざまずき、床を叩いた。
マンテツ「有名人ってみんなこうなのか!?」
浜村「ゲスの極みだ、、、国ぐるみで酒池肉林を隠し、邪魔物は消す。これが現実なのか、、、!?」
キミミ「でもまだコレが、、、。」
キミミは手を合わせ、上段に構えた。
マンテツ「、、、、メネメネ!?」
マンテツは岸戸から教わった呪文を思い出した。土気色に染まった顔に閃光が走る様に日の光りがマンテツを射す、、、。マンテツは大きく目を見開きながら唸った。
浜村「マンテツ、まさか本気で!?だって、証拠は一切無いんだぜ!」
浜村は戸惑いの表情を浮かべた。
マンテツ「身の危険を感じるなら、、、、俺達はそれをやるしかない。」
マンテツの決意は堅かった。
何よりキミミだけにその手段を使う行為が許せなかった。
マンテツ「俺は、、、、この土地を愛している。何としても旅館を守らねば。」
マンテツはそう言うと、自分が描いた命の木を見遣った。
カキカキ、カキカキ、、、。
そしてマンテツはキミミの様な薄毛の天使の横に自分と浜村の絵を描く、、、。
マンテツ「、、、。」
浜村「、、、。」
キミミ「、、、。」
マンテツ「俺達は、、、、俺達は神に見離されたのか、、、?」
長い沈黙を破ってマンテツは呟いた、、、。




