お通夜のメソッド2
タッタッタ、、、、
三人は意気揚々と歩き続けた、、、。
ハァーアーアー、、、、。
下の2階から賛美歌の様なアカペラが聞こえてくる、、、。
ハァーアーアァー、、、。
浜村「あれもイメージ戦略かい?」
マンテツ「、、、、さぁな。」
マンテツは一抹の不安がよぎった。
浜村「もしそうだとしたら随分スケールがデカイな。」
浜村はマンテツの不安を煽った。
キミミ「いや、まだそのつもりはない。僕達の出方を待ってるんだよ。」
キミミは冷静に答えた。
カンカンカンカン。
薄暗い3階の階段を降りて、三人はまず賛美歌の部屋へ向かった。
ハァーアァーアァ。
もう少しで部屋に着こうとすると、
母親「マー坊!ご飯だよ!」
突如、一階から母親の声が聞こえた。
マンテツ「あ~あ。まいっちゃったな~。」
マンテツの気持ちをよそに、母親はご飯の時間を知らせる。
お隅さんのお通夜が既に始まり、食事の準備をしていたのだった。
三人は渋々、下へ下りると女中さんから大広間へ案内された。
ガチャガチャガチャガチャ、、、。
マンテツ「ん?ええええ!!」
何とも盛大な通夜に三人は驚いた。
ヒャハハハ!!!
なんと旅館の関係者、お隅さんの親族を含め、事件に遭遇したメンバーの一団も加わっていたのだった。
マンテツ「これは、、、、一体!?」
しかしさすがにお通夜という事もあって、出された食事はシンプルで、肉類は一切なかった。
女中「ささ、脳美さん、ビールですよ。」
脳美「かたじけない。」
トクトクトクトク、、、、
脳美「坊主達も飲みなはれ!」
脳美はマンテツ達にビールを勧めた。
浜村「良いんですかぁ~?かたじけない。」
すると冬田がやって来た。
冬田「ハハハ。坊や達、オレンジジュースだよ。」
冬田は脳美のビールを遮ってジュースを勧めた。
マンテツ「すいません、頂きます。」
マンテツは一瞬信じられない様な冬田達の振る舞いに戸惑いながらもジュースを飲んだ。
父親「お前、こんな所にいたのか?受付手伝え。」
マンテツ「はい。」
すると父親が現れ、マンテツはキミミや浜村を残し、受付での接待を任される事になる。
「儲かりまっか?」
「ぼちぼちでんな」
遠くの方で脳美の関西弁が響き渡る。しかし脳美の正体を暴いたキミミを残し、一抹の不安を覚えていた。
男「どうもこんばんは。」
マンテツ「あっ、どうも。」
男は長身の痩せた体で軽く会釈した。
男「わたくし、不死鳥新聞社の竹井と申します。実はここのお通夜で、著名人方が多数出席するという事を聞き付けたものですから、是非とも参加させて頂きたいと思いまして、、、、。」
記者は続けた。




