お通夜のメソッド
マンテツ達はひとまず、辺りが静まるのを待った。
ガタガタ、ガタガタ、、、、
まだ部屋の外では何やら作業が行われている。
マンテツ「はぁ~あ、早く終わらないかな?」
マンテツはゲームをせずにぼやいた。
浜村「刑事がああやって催促するんだから恐らくあのメンバー達のイメージに関わる事何だろう。しかし、一体俺達に彼等を追い出す事が出来るんだろうか?」
浜村の現実的な問い掛けにマンテツもキミミも躊躇した。
マンテツ「はぁ~あ。また部屋を荒らされ無ければ良いけどな。」
マンテツの中でかつての事件が蘇る。カセットテープを壊され、音楽が嫌いになったあの日を。
マンテツ(そういえばあの日を境にして音楽を聴くの辞めたんだっけ、、、。)
マンテツはふと、部屋の片隅に置いてある埃まみれのカセットデッキを見遣った。
マンテツ(しかし、何故あの時、ヒーロー物のカセットテープが壊されたんだろ、、、。)
マンテツに一つの疑念が浮かぶと、、、。
キミミ「だからそれがイメージ問題だからだよ。」
浜村「ハッ!?」
マンテツ「エッ!?」
二人はキミミの一人事にビックリした。
キミミ「近いから解る。」
キミミは照れて笑った。
浜村「ハァ~!?」
マンテツはあまりの唐突さに驚き、改めてキミミの能力に絶句した。
マンテツは一呼吸置いてやっと喋った。
マンテツ「この位の距離なら相手の気持ちが解るんだな。」
キミミ「まぁ、この位の能力が出来なきゃもう家に帰ってるよ。」
キミミは初めてマンテツ組の前で自信をあらわにした。
マンテツ「それじゃあ、明日は葬儀で忙しいから、そろそろ行くか?皆の者!」
オオッ!
マンテツ、浜村、キミミの三人はドアを開けた。
マンテツ「おっといけない忘れ物。」
そしてマンテツは部屋の片隅からテープレコーダーを持ち出した。
マンテツ(何か証拠が掴めると良いな、、、。)
前の事件で音楽を聴かなくなった事から連想してのアイデアだった。




