未来人口は一つじゃない4
コンコン、コンコン
ビクッ!
側近達が去ってしばらくすると、マンテツの部屋に誰かが訪ねて来た。
コンコン、コンコン、、、。
しかしドアをノックするだけで、名を名乗らない。
コンコン、コンコン、、、。
マンテツは居留守を使っていたが、ついに堪忍袋の緒が切れてドアを開けた、、、。
ガチャ!
刑事「おっと!」
マンテツがドアを開ける前に以前会った角刈りの刑事がドアを開けた。
刑事「やぁ、久しぶりだね。」
マンテツ「貴方は?」
刑事「ほら、最初の事件の時の。」
一瞬、マンテツはたじろいたが、最初の事件の鮮烈な記憶が蘇った。
刑事「随分大きくなったねぇ、今何年生だ?」
マンテツ「五年生です。」
刑事「そうか。手に持っている物は?面白そうだねぇ。」
マンテツは手にファミカセ、高橋悪人を握っていた。
刑事「高橋悪人かぁ、、、。好きなんだね。」
マンテツ「一体あの事件は何だったんですか!?」
マンテツは唐突に切り出した。
刑事「単なる自殺だよ。騒がせて済まない、、、。それより君は良い物持ってるな、テレビゲームかい?良かったら好きな物を、」
マンテツ「悪人は、、、」
マンテツは上手くごまかされようとしている事に気づいていた。
刑事「、、、、悪人は?何だい?」
マンテツ「悪人は、、、、復讐を遂げて普通の人間になる。動機は正義と何ら変わりません。」
刑事「でも悪は自分の事しか考えず、集団行動を取り乱す。正義は周りの大儀を大事にするものだ。世界の人口は一つじゃない。、、、、ハッ!」
刑事はマンテツの狙いに気がついた。刑事が特撮好きである事を狙い、隠している事を聞き出そうとしたのだ。
刑事「き、君は、、、、!?」
マンテツ「刑事さん。お引き取り下さい。」
「いきなりイマラチオー!!」
他の部屋から不振な声が轟く。
刑事「そうかぁ、、、。残念だな。」
刑事は後ろをチラチラと振り向きながら去っていった、、、。




