魔森編2 ~はじめての食べ物と魔物~
やっと異世界での活動です
間違って21日の分を連続投稿してしまいました
21日もきちんと投稿します
しばらく周りを警戒しながら森を進んでいくと林檎に似た果実をつけた木見つけた
「あれは林檎に似ているけど……とりあえず『鑑定』」
【名前 アポの実
詳細 食用。人から魔物まで好んで食べる】
「おお! 食べられるぞ! 何個か持っていっとくか」
いくつかのアポの実をボックスに仕舞っていく
「とりあえずは10個ぐらいでいいかな? これなら他にも地球の果物に似た果実があるかもしれないな」
辺りを見回してみるが他には見当たらなかった
しかし食料が手に入った事によって餓える事はなさそうだ
出だし良好でウキウキと歩いていると何かが飛んできた(・・・・・)
まるで何かに投げ飛ばされたように飛んできたモノは……
「狼? それにしてもかなりデカイな……」
飛んできたモノは地球の狼とは比べ物にならない位大きな狼だった
「とりあえず『鑑定』」
【名前 シルバーウルフ(メス)
危険度 A
状態 瀕死
補足 ウルフ系上位の魔物 毛並みが美しい】
シルバーウルフ!狼だったか……しかしこの状況で瀕死という事は他の何かと戦っているのだろうか……巻き込まれるのは御免だ
逃げようとした時瀕死のシルバーウルフに駆け寄る小さな生き物がいた
「ん? 子供か?」
とりあえず『鑑定』をかけてみる
【名前 シルバーウルフ(メス)|(幼体)
危険度 C
状態 健康
補足 シルバーウルフの子供 】
どうやら瀕死ウルフの子供で合っているようだ
必死に母体を舐めてたり咆えたりしている様子を見ていると心が痛む
その様子に気をとられていると先程シルバーウルフが飛んできた方から敵対者が現れた
「きゅるるる……」
なんだアレは! カマキリ? だけど……まるで恐竜のような肉付きのよさに昆虫にはとてもみえない
「あ、『鑑定』」
【名前 マンティス(オス)
危険度 A
状態 手負い
補足 昆虫系の魔物 鋭い鎌が特徴 】
マンティスというのか……こいつのせいであのシルバーウルフは死にそうなのか
どうすれば……下手に飛び出しても勝てるか分らない……しかしこのままだとあのシルバーウルフの親子は死んでしまうだろう
どうすれば良いのか必死で頭を働かせているとマンティスが瀕死ウルフに近づいてきた
必死に咆えて威嚇するチビウルフだが払い飛ばされてしまった
「くっ、親はもう無理だ……せめて子供だけでも助けるか」
子供の飛んでいった方へいってみると地面でぐったりとしているチビウルフがいた
「死んだのか? 『鑑定』」
【名前 シルバーウルフ(メス)|(幼体)
危険度 C
状態 手負い・気絶 】
「よかったまだ生きてる!」
とりあえずチビウルフを抱えその場から離れる
マンティスは瀕死ウルフの方に夢中で追いかけてくる気配は無い
「闇雲に逃げるのは不味いよな……」
このまま他の魔物と遭遇するとチビウルフを庇いながら戦うのは難しいだろう
「木の上……は不安定すぎるな洞窟でもあれば……となると山に行ってみるか」
一旦大きな木の上に登り山を探す
「少し遠いけどなるべく木の上を移動するようにすれば大丈夫かな」
木の上を飛び移り移動していく、まるで忍者にでもなったような気分になる
地球にいた頃には考えられない事だが身体能力のあがった今なら簡単に出来る
地面を移動するのは流石に怖い
さっきのマンティスがあまりにも非現実的で受け入れられない
まだまだ他にもあんな魔物がいるのかと思うと怖くてしかたがない
しかし安全でない場所に立ち止まっているわけにもいかない
「異世界の冒険って楽しそうだと思ったけど直に魔物を見るとやっぱり怖いよな……
でもこれから先もこの世界で生きていくんだから慣れていかないといけないんだよな」
身体能力が上がっても精神面的にはやはり戦いは怖い
「最初はマンティスなんかじゃなくてもっと弱いスライムみたいなのがいいよな」
最初はできるだけ弱い魔物から慣れていきたいと願うがさっきのマンティスやシルバーウルフはどう考えても高ランク、ゲームで言えば物語の中盤に出てきそうな魔物だ
「魔法が使えれば勝てるんだろうけど……っと今はそんな事を考えてる場合じゃないか」
注意力が散漫になって魔物と鉢合わせなんて事は避けたい
なによりも早くこのチビウルフの手当てをしてあげなければ
「そろそろ着いても良い頃だと思うんだがなぁ……」
考え事をしながらも結構な距離を移動した筈なのに一向に山が見えてこない
「もしかして迷ったか?」
確認のためにさらに高い木の枝に登ろうとした時
突然蔦が伸び足に絡み付いてきた……




