プロローグ5 ~異世界へいってらっしゃい~
これでプロローグも終わりです
次からは異世界での生活になります
「それは良かったです。 それでは加護を授け終わったら私の世界『ハルアメーラ』へ行って頂きます。 もう一度言いますがこの世界は地球ほど平和ではありません。 地球とは違い凶暴な魔物が存在しますし盗賊・山賊・海賊などの犯罪者も多数いますし奴隷制度も存在します。 種族も『人族』以外にも『獣人』や『魔族』などの『亜人族』と言われる者たちも居ます。 地球の物語でも出てくるような『エルフ族』や『ドワーフ族』なども居ますよ」
此処までで何か質問は? と此方の様子を伺ってくる
なるほどよくある物語のような世界なのかそんな世界で本当に生き延びれるのだろうか……
「そんな世界で生き残れるでしょうか……僕は平凡な一般人ですし少し手先が器用なぐらいですよ」
何かに特出した能力があるわけではないし……喧嘩なんてした事は無い
「加護を授けますし大丈夫だと思います。むしろ今の状態でも大丈夫でしょうこの子達の加護がすでにかかっていますから。 それでも一応私の加護も授けます、貴方は貴方の思うように生きていただければ良いのです。 でも……世界を滅ぼすなんて事はしないでくださいね?」
とサラリととんでも無い事を言ってきた
世界を滅ぼす? そんな事できる筈が無い
「世界なんて滅ぼしませんよ! 平和に暮らせたら良いなと思います」
念のためにそんな気はないと伝えておく
「それはよかったです、流石に世界を滅ぼすなんて言われたら存在を消さなければいけませんし……それではそろそろ加護を授けますね」
そんな物騒な事を言いながら身体を抱き上げて額を合わせると何かを唱え始めた
暫くそんな状態が続いているとまるで眠りに落ちるように意識を保つ事が出来なくなったきた
「これで加護は授け終わりました。貴方が平和に暮らせるように此処から見守っていますよ。この子達は今すぐ一緒に行く事は出来ません一応他世界の神ですからね。色々と手間がかかるのですよ……
それでは異世界『ハルアメーラ』へ……いってらっしゃい」
その言葉と優しい微笑みを最後に意識を失った
「童はもうあちらに?」
「えぇ、無事に着いたみたいですよ『魔森』に」
「『魔森』ってなんですか?」
「人の寄り付かない魔物の沢山居る大樹海です」
「それは危険な場所じゃないのかえ!?」
「あの子……大丈夫かな……」
いきなり危険な森に送ったと聞いて焦りをあらわにする女神達
「大丈夫ですよ、加護の力で彼はあの世界でも上位の強さを持っていますから。 それにいきなり人の町に送る訳にもいきませんし、そんな事をして奴隷なんかに身を落としてしまったら嫌じゃないですか。 貴女達が彼を気に入ってる理由が少し分った気がしましたので私も彼には特別な加護を与えましたしそう簡単にやられる事は無いですよ。 さぁ、貴女達の準備も始めますよ!
早くしないと……ただでさえ時間がかかるのですあの子に会いに行くのが伸びますよ?」
そういうと何処かへ歩き始めたイレーナの後を慌てて着いて行く女神達
暁が無事なのかという不安は残るものの一刻も早く傍へ行くためにすべき事を早く終わらせようと心に決めて……




