プロローグ3 ~再会、此処は何処?~
プロローグ……後1話ぐらいで終われるかな
今回は少し長くなってしまいました
くどい説明や判り辛い所などあるかもしれません……
申し訳ないです。
久しぶりの優しい温もり……心地よい安らぎのなかで今までの苦しみが嘘のように消えていった
昔、幼い頃の……まだ家族と暮らしていた頃の素直に笑えていた自分を取り戻すようなそんな気がした
そんな安らぎのなかでふと話し声が聞こえてくるのがわかった
その声はあの時のお姉さんと知らない女の人達の声だった
あのお姉さんの必死な声が気になりそちらを見ると
あのお姉さんと知らない女の人達が綺麗な女性に土下座をしてなにかを訴えかけていた
意識が朦朧としているので内容は良くわからないがその必死な様子に心が痛んだ
ぼんやりと様子を眺めていると綺麗な女性と目が合った
その女性は優しく微笑むと静かにしているようにと目で訴えてきた
「御願い致します!この童をどうか救う事をお許しくだされ!妾の……妾のせいでもあるのです……
あの時妾が勝手に加護を与えこの童を事故から守りました
しかしこ童の親までは守りきれなかった
童も親御もあの者たちの負の念で運命を歪められておった……
人の負の念は周りの者に影響を与え不幸を呼ぶ
それは貴女様もお分かりの筈
多くの人が負の念に巻き込まれ不幸になり負の連鎖が起こっておるのに
あの世界の神は仕事もせず怠けてばかりでそれを正そうともしなかった
どうか妾達の愛し子を救ってくだされ……もうあの世界には任せられぬのです
どうか……どうか!!」
「私達からもお願い致します!この子は私達のためいつも祈りに来てくれました
人が寄り付かなくなり祈られる事も無くなり力も失われつつあった私達は後は朽ちるのを待つだけでした
そんな私達の為に清掃をしたり日々の出来事を話し聞かせ祈りを捧げてくれました
おかげで私達は消えずにすみました
幼い頃交わした約束を守り毎日のように会いにきてくれました
心優しき子が不幸になり、悪しき者が幸福に生きるなど許せません
どうかこの子をお救いください」
世界の神様?神社?掃除?……ああ、あのお姉さんもこの人たちもあの神社の神様達なのか
毎日通っていたから落ち葉の掃除とか色々とやってはいたけど
神様って本当にいるんだなぁ……確かに普通じゃありえないぐらい綺麗だ
あの神社は沢山の神様を祀って(まつって)いたけど……どの神様なのだろう?
そんな事を思いながらただぼんやりと眺め続けていた
すると綺麗な女性がこちらを見てに楽しそうに笑うと
「おやおや貴女達の愛し子が目覚めたようですよ」
その言葉を聞くやいなや女神様たちが駆け寄ってくる
「目覚めたかえ?会うのは久方ぶりで覚えておらぬかも知れんが妾達はお主の味方じゃ
知らぬ場所で不安じゃろうが安心するがいい
此処にはお主を害そうという者はおらぬからのぉ」
そう言って優しく抱き起こしてくれた
「いえ……お久しぶりですあの時のお姉さん
約束はちゃんと守っていましたよ、それにあの場所は僕にとってとても大切な場所になりました
そういえばあの時私は幼かったので……貴女様のお名前を聞いていなかったですね」
そう言うとお姉さんは驚いた様子で
「妾を覚えておったのか!?それは嬉しいのう
お主が約束を守ってくれていたのは知っておるよ、本当にありがとう
名前じゃったな……妾達は『神』と呼ばれるモノで所謂『女神』じゃ!」




