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顔を貸してください

 証明写真を撮りに行っただけだった。


 それだけだったのに、私はその夜、自分の顔を置いてきた。


 転職先に提出する社員証用の写真が必要だった。

 締め切りは明日の朝。昼間に撮ればよかったのに、仕事を辞める前の引き継ぎやら、役所での手続きやらで、気づけば夜になっていた。


 スマホで検索すると、最寄り駅の地下通路に証明写真機があるらしい。


 時刻は午後十一時四十六分。


 少し迷ったけれど、私は財布とスマホだけ持って部屋を出た。


 駅前は雨上がりで、道路が黒く光っていた。コンビニの看板だけがやけに明るくて、タクシー乗り場には誰もいない。終電が近い時間なのに、人の気配はほとんどなかった。


 駅の地下へ続く階段を降りると、湿った空気が顔にまとわりついた。


 地下通路の店は、すべてシャッターが下りていた。

 クリーニング店。靴修理。宝くじ売り場。昼間は人で混み合う場所なのに、夜はまるで別の建物みたいに静かだった。


 証明写真機は、通路の一番奥にあった。


 古い機械だった。


 白い箱型の本体。横に色あせた青いカーテン。上の看板には、かすれた文字で「スピード写真」と書かれている。最近の機械ならもっときれいなはずなのに、それだけが昔から取り残されたみたいだった。


 私は少しだけ嫌な感じがした。


 でも、他を探すのも面倒だった。


 社員証用。

 明日の朝まで。

 たかが写真。


 そう言い聞かせて、私はカーテンを開けた。


 中は狭かった。


 丸い椅子。正面の画面。小さな鏡。足元には、誰かが落としたらしい濡れたレシートが一枚張りついていた。


 私は椅子に座った。


 カーテンを閉めた瞬間、外の音がすっと消えた。


 地下通路に流れていた換気の音も、遠くの電車の振動も、何も聞こえない。


 密閉された箱の中で、自分の呼吸だけが大きかった。


 画面が点灯した。


『撮影を開始します』


 機械の女の声が流れた。

 よくある、少し硬い自動音声だった。


 私は財布から小銭を出し、料金を入れた。


『用途を選択してください』


 画面に、履歴書、免許証、社員証、パスポート用と表示される。


 社員証を押した。


『背景色を選択してください』


 白を選んだ。


『顔を正面に向けてください』


 私は椅子の高さを直し、鏡を見た。


 疲れた顔だった。


 目の下に薄いくま。雨で少し乱れた前髪。口紅もほとんど落ちている。


 撮り直せるなら、まあいいか。


 そう思って、前髪を整えた。


『撮影します。三、二、一』


 白い光が弾けた。


 目の奥に、熱い残像が残る。


『確認してください』


 画面に写真が表示された。


 私は眉をひそめた。


 変だった。


 私の顔ではある。


 でも、ほんの少し違う。


 頬がこけている。目が暗い。口元が笑っていない。

 いや、私は笑っていなかったから、それはいい。


 問題は、目だった。


 写真の中の私は、カメラを見ていなかった。


 少しだけ、画面の外を見ていた。


 まるで、私の背後にいる何かを見ているみたいに。


 私は反射的に振り返った。


 背後には、青いカーテンだけがあった。


 もちろん、誰もいない。


『撮り直しますか』


 画面にそう表示された。


 私は迷わず「はい」を押した。


『顔を正面に向けてください』


 今度は、きちんとカメラを見る。


 背筋を伸ばし、肩を下げる。口元を少しだけ引き締める。


『撮影します。三、二、一』


 光。


 確認画面。


 今度は、もっとおかしかった。


 私の顔が、少しぼやけている。


 手ぶれのようなぼやけ方ではない。輪郭だけが薄く、肌の色が背景に溶けている。目鼻口はあるのに、全体がなじんでいない。別の誰かの顔を、無理やり私の首の上に貼ったみたいだった。


「何これ」


 思わず声が出た。


『撮り直しますか』


 私は「はい」を押した。


 三回目。


 光った瞬間、耳元で小さく笑い声がした。


 女の声だった。


 私は椅子から立ち上がりかけた。


 けれど、確認画面が表示されて、目が離せなくなった。


 写真の中の私は、笑っていた。


 私は笑っていない。


 なのに写真の私は、きれいに笑っていた。


 口角を上げて、目を細めて、誰かに向かって安心させるみたいな顔をしていた。


 それは、私が面接で作る顔だった。

 取引先に見せる顔だった。

 大丈夫です、と嘘をつく時の顔だった。


 自分で見ても気持ちが悪いほど、よくできた笑顔だった。


『こちらでよろしいですか』


 機械が聞いた。


 私は少し考えた。


 変だ。

 でも、社員証用なら、この顔の方がいいのかもしれない。


 疲れた顔より、笑っている顔の方がいい。


 私は「はい」を押した。


『印刷しています』


 足元の排出口から、機械のうなる音が聞こえた。


 その間、画面に文字が出た。


『顔をお預かりしています』


 私は瞬きをした。


 今、何と表示された?


 もう一度見ようとした時には、画面は別の案内に切り替わっていた。


『しばらくお待ちください』


 聞き間違いか、見間違いだと思った。


 ただの機械だ。

 古いから表示がおかしいだけかもしれない。


 やがて、写真が出てきた。


 四枚つづりの証明写真。


 そこに並んでいる私は、どれも同じ笑顔だった。


 自然で、明るくて、清潔感があって、少しだけ優しそうに見える。


 自分の顔なのに、自分ではないみたいだった。


 私は写真を財布に入れ、カーテンを開けた。


 外の音が一気に戻ってきた。


 換気の音。遠い電車の音。地下通路の水滴が落ちる音。


 その時、写真機の中から女の声がした。


『ありがとうございました』


 自動音声だと思った。


 けれど、続いた声は明らかに違っていた。


『助かります』


 私は振り返った。


 画面は消えていた。


 証明写真機は、ただ黙ってそこに立っていた。


 帰り道、私は何度も財布の中の写真を確認した。


 何かがおかしい。

 分かっているのに、捨てられなかった。


 だって、明日必要なのだ。


 この一枚がなければ、新しい会社の手続きに間に合わない。


 部屋に戻って、私はすぐ洗面台の鏡を見た。


 自分の顔が映っている。


 当たり前だ。


 疲れた顔。雨で乱れた髪。落ちた口紅。


 写真の中のような笑顔ではない。


 私はほっとして、風呂に入った。


 その夜は、よく眠れなかった。


 夢の中で、何度もフラッシュが光った。


 目を閉じているのに、まぶたの裏で白い光が弾ける。


 光るたびに、誰かが私の顔を両手で包んだ。


 冷たい手だった。


 その手は、私の頬をなで、鼻筋を確かめ、唇の形を押さえる。


 まるで、型を取っているみたいだった。


 朝、スマホのアラームで目が覚めた。


 私は寝ぼけながら顔認証を使おうとした。


 ロックが解除されない。


 もう一度、画面を見る。


 失敗。


 寝起きだからだと思った。

 髪が顔にかかっているのかもしれない。


 前髪を上げて、もう一度。


 失敗。


 仕方なく暗証番号を打った。


 その時、画面に小さな通知が出た。


『顔認証を再設定してください』


 嫌な感じがした。


 私は洗面台へ行き、鏡を見た。


 そこに映っていたのは、私だった。


 でも、どこか違う。


 目の大きさ。頬の丸み。唇の厚さ。


 ほんの少しずつ、昨日より曖昧になっている気がした。


 まるで、記憶の中の自分の顔を思い出そうとして、細かい部分だけ抜け落ちているみたいだった。


「寝不足でしょ」


 声に出して言った。


 そうしないと、怖かった。


 新しい会社へ行くと、受付の女性に少しだけ首をかしげられた。


「宮下紗季さん……ですか?」


「はい」


「失礼しました。写真と少し印象が違ったので」


 私は提出書類の写真を見た。


 昨夜の証明写真。


 きれいに笑っている私。


 それを見た瞬間、なぜか胸がざわついた。


 写真の方が、本物みたいだった。


 そして今ここにいる私は、写真に似せそこなった人間みたいだった。


 手続きは問題なく終わった。


 社員証は後日発行されるらしい。


 帰り際、人事担当の男性が言った。


「写真、きれいに撮れてますね」


 私は笑おうとした。


 けれど、うまく笑えなかった。


 口の端が、自分のものではないみたいに動かなかった。


 帰宅して、私は昔の写真を見た。


 スマホのアルバム。

 友達との旅行。実家の犬。前の職場の送別会。母と撮った正月の写真。


 そこに写る私の顔は、全部ぼやけていた。


 ピントが合っていないわけではない。

 周りの友達や背景は鮮明なのに、私の顔だけが白く薄れている。


 旅行先の海辺で笑っている私。

 送別会で花束を持つ私。

 母の隣でピースしている私。


 顔だけが、消えかけている。


 私は証明写真を財布から出した。


 四枚つづりだった写真は、三枚になっていた。


 一枚は会社に提出した。


 だから三枚で合っている。


 なのに、その三枚の私は、昨日よりも私に似ていた。


 いや、違う。


 私が、その写真から離れていた。


 写真の中の女だけが、どんどんはっきりしていく。


 肌の質感。まつ毛の影。唇の色。

 私が忘れかけているものを、写真の女だけが持っている。


 私は写真を破ろうとした。


 けれど、指に力を入れた瞬間、頬に鋭い痛みが走った。


「痛っ」


 洗面台へ走る。


 鏡の中の私の頬に、細い赤い線が浮かんでいた。


 まるで、紙で切ったみたいに。


 私は写真を落とした。


 床に落ちた証明写真の中で、女が少しだけ笑った気がした。


 その夜、私は駅の地下通路へ向かった。


 あの証明写真機に何かある。

 そう思った。


 午後十一時半。


 地下通路は、昨夜と同じように静かだった。


 けれど、そこに証明写真機はなかった。


 通路の一番奥。

 昨日たしかに機械があった場所には、シャッターの下りた古い靴修理店があるだけだった。


 白い箱も、青いカーテンも、何もない。


 私は何度も周囲を見回した。


 場所を間違えたのかと思った。

 でも、足元には見覚えのある濡れたレシートが張りついていた。


 昨日、写真機の中に落ちていたものと同じ位置に。


 近くを通った警備員に声をかけた。


「あの、ここに証明写真機ってありませんでしたか?」


 警備員は不思議そうな顔をした。


「写真機? この地下にはないですよ」


「昨日、ここで撮ったんです」


「いやあ、少なくとも私がここに来てからは見たことないですね」


「いつから働いてるんですか」


「七年くらいです」


 七年。


 私は言葉を失った。


 警備員は心配そうに私を見た。


「大丈夫ですか? 顔色悪いですよ」


「……私の顔、変ですか」


 そう聞くと、警備員は一瞬だけ黙った。


 その沈黙が答えだった。


「いえ、そういう意味じゃ」


 私は逃げるように地下通路を出た。


 スマホで検索した。


 最寄り駅、証明写真機。

 昨夜見たはずの検索結果は出てこなかった。


 別の場所ばかりが表示される。


 私は検索履歴を見た。


 履歴には、こう残っていた。


『顔 貸します 駅前』


 そんな言葉を検索した覚えはない。


 部屋に帰ると、洗面台の鏡に布をかけた。


 自分の顔を見たくなかった。


 でも、見なくても分かった。


 顔が、薄くなっている。


 鼻に触れる。

 ある。


 唇に触れる。

 ある。


 目の下を押す。

 感触はある。


 でも、自分の顔だという確信がない。


 誰かの粘土細工を、暗い部屋で手探りしているみたいだった。


 午前零時を過ぎた頃、スマホに通知が来た。


 非通知メールだった。


 件名はない。


 本文には、一行だけ書かれていた。


『返却期限は本日午前二時二十一分です』


 添付画像があった。


 開くつもりはなかった。


 けれど、指が勝手に動いた。


 画像は証明写真だった。


 青いカーテンの前で、知らない女が座っている。


 顔だけが、私だった。


 服も髪型も違う。

 首のほくろも、耳の形も違う。


 でも顔だけは、完全に私だった。


 その女は、満足そうに笑っていた。


 私は残っていた証明写真を手に取り、財布とスマホをつかんで部屋を飛び出した。


 駅へ向かう途中、何度も人とすれ違った。


 誰も私を見なかった。


 いや、見ていたのかもしれない。


 けれど、その目には人を見る時の反応がなかった。


 電柱。自転車。閉まった店のシャッター。


 それらと同じものとして、私を通り過ぎていく。


 私は走った。


 地下通路へ降りた時、奥に白い箱が見えた。


 昨日と同じ証明写真機が、そこにあった。


 青いカーテンが、少しだけ揺れている。


 私は息を切らしながら近づいた。


 画面はついていない。


 でも、カーテンの中から、機械の女の声がした。


『返却しますか』


「返します」


 私はすぐに答えた。


『お預かりした顔を返却するには、現在の顔で再撮影してください』


「どういう意味」


『現在の顔で再撮影してください』


 私はカーテンを開けた。


 中に入る。


 昨日と同じ椅子。画面。鏡。


 でも、鏡だけが違っていた。


 鏡には、私が映っていなかった。


 首から下だけが映っている。


 髪もある。服もある。肩もある。


 顔だけが、白く抜けていた。


 目も、鼻も、口もない。


 私は叫んだ。


 叫んだはずだった。


 でも、声は出なかった。


『撮影を開始します』


 画面が点灯した。


 そこには、私の名前が表示されていた。


『宮下紗季様。顔の返却期限を過ぎています』


 まだ二時前のはずだった。


 スマホを確認しようとしたが、手が震えて落としてしまった。


 画面には、午前二時二十一分と表示されていた。


 いつの間にか、期限の時刻になっていた。


『返却期限を過ぎたため、お預かりした顔は貸出先に移動しました』


 私は首を横に振った。


 口がないのに、息だけが漏れる。


『代替顔を発行しますか』


 画面に、いくつもの顔が並んだ。


 若い女。年配の男。小学生くらいの男の子。化粧の濃い女。無表情の老人。


 どれも、どこかで見たことがある気がした。


 いや。


 見たことがあるのではない。


 全部、誰かがここに置いていった顔なのだ。


 私は画面に触れようとした。


 その時、カーテンの外で足音がした。


 誰かが近づいてくる。


 ヒールの音だった。


 カーテンが開いた。


 立っていたのは、私だった。


 私の顔をした女。


 昨日の添付画像の女だった。


 髪は長く、黒いコートを着ている。私より少し背が高い。けれど顔だけは、鏡で何十年も見てきた、私そのものだった。


「ありがとう」


 女は私の声で言った。


「ちょうど必要だったの」


 私は椅子から立ち上がろうとした。


 女は優しく私の肩を押さえた。


「大丈夫。最初はみんな怖がるけど、すぐ慣れるから」


 機械の奥で、かすかな音がした。


 すすり泣き。

 爪で壁を引っかく音。

 口のない何かが、息だけで助けを求める音。


 女は私の顔で笑った。


「顔ってね、使っている人のところに馴染むの。あなたが持っていた時より、私の方がうまく使えると思う」


 私は首を振った。


 返して。


 私の顔を返して。


 そう叫びたかった。


 でも、顔のない私には、何も言えなかった。


 女は証明写真機の排出口から、新しい写真を取り出した。


 そこには、私の顔をした女が写っていた。


 社員証用みたいに、きれいに笑っている。


「これで、どこへでも行ける」


 女はそう言って、カーテンを閉めた。


 外の足音が遠ざかっていく。


 私は機械の中で、ひとり残された。


 画面には、まだ顔の一覧が表示されている。


『代替顔を発行しますか』


 私は震える指で、画面に触れた。


 顔がなければ、外へ出られない。


 誰にも見てもらえない。

 誰にも気づいてもらえない。

 自分が自分だったことさえ、証明できない。


 だから私は、一つの顔を選んだ。


 そこにあったのは、疲れた顔の若い女だった。


 知らない顔。


 でも、目元が少しだけ泣きそうで、私に似ている気がした。


『発行します』


 白い光が弾けた。


 熱い痛みが、顔のない場所に広がった。


 皮膚が貼りつく。

 骨が動く。

 唇が裂けるように生まれる。

 目の奥に、誰かの記憶が流れ込んでくる。


 知らない部屋。

 知らない母親。

 知らない学校。

 知らない恋人。

 知らない名前。


 私は床に倒れた。


 どれくらい経ったのか分からない。


 気づくと、証明写真機の外に出ていた。


 地下通路は静かだった。


 スマホの画面をつける。


 顔認証が反応した。


 ロックが解除された。


 でも、表示された名前は私ではなかった。


 連絡先も、写真も、履歴も、全部知らないものに変わっている。


 私はゆっくり立ち上がり、地下通路のガラスに映った自分を見た。


 そこにいたのは、知らない女だった。


 顔だけではない。


 名前も、年齢も、住所も、全部違う。


 けれど、記憶の奥に、かすかに残っている。


 宮下紗季。


 それが私の名前だった。


 たぶん。


 私は涙を流した。


 ガラスの中の知らない女も、同じように泣いていた。


 その時、背後でカーテンが揺れた。


 証明写真機の画面が、ぼんやり光っている。


 そこには、社員証用の写真を撮りに来たらしい、若い男が座っていた。


 彼は何も知らずに、鏡を見ながら髪を整えている。


『撮影します。三、二、一』


 機械の声がした。


 私は逃げようとした。


 でも、足が止まった。


 カーテンの隙間から見えた男の顔が、あまりにもはっきりしていたから。


 きれいな顔だった。


 誰かに説明できる顔。

 誰かに覚えてもらえる顔。

 身分証に貼れば、それがその人だと信じてもらえる顔。


 私には、もうないものだった。


 写真機の中から、白い光が漏れた。


 男が確認画面を見て、少し首をかしげる。


「何だこれ」


 その声を聞いた瞬間、私は自分でも信じられないほど静かに笑っていた。


 顔は、借りられる。


 顔は、返されない。


 なら、次に借りるのは誰でも同じだ。


 私は青いカーテンの前に立った。


 男がこちらを見る。


「すみません、使ってます」


 私は知らない女の顔で、優しく言った。


「大丈夫です」


 カーテンの向こうから、機械の声が流れた。


『顔をお貸しください』


 男の悲鳴は、地下通路には届かなかった。


 翌朝。


 最寄り駅の地下通路には、もう証明写真機などなかった。


 ただ、シャッターの下りた古い靴修理店の前に、濡れたレシートが一枚だけ張りついていた。


 そこには、かすれた文字でこう印字されていた。


 ――宮下紗季様。


 ――顔の返却は、受け付けておりません。

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