メッセージ
今日暑い
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数分後。
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浜中溶けてそう、、、
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更に数分後。
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……病院は涼しいか、、、笑
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「……。」
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香葉は小さく笑った。
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そして。
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その下。
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数時間後。
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既読くらいつけろ、、、
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香葉
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、、、、、、。
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思わず吹き出しそうになる。
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暇人。
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本当に暇人。
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でも。
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次の一文を見た瞬間。
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指が止まった。
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大丈夫か体調……。
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「……。」
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胸が熱くなる。
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何で。
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何で離れていても分かるんだろう。
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何で気付くんだろう。
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学校でも。
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ホームでも。
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タピオカ屋でも。
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いつも。
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自分が隠したいことばかり見つける。
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香葉はスマホを見つめる。
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返信したい。
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でも。
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言葉が見つからない。
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その時。
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画面が動いた。
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新着メッセージ。
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古畑亮。
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、、、。
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やっと既読付いた。
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更に数秒後。
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安心した。
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「……。」
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たったそれだけ。
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本当に。
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たったそれだけだった。
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なのに。
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香葉は思わず毛布を掴んだ。
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ぎゅっ。
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力が入る。
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「……っ。」
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ダメだ。
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今。
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その一言はずるい。
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今優しくされたら。
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本当に。
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泣く、、、。
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香葉は唇を噛んだ。
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目を閉じる。
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泣かない、、、。
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大丈夫、、、。
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そう思いたい。
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でも。
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今日一日。
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ずっと張っていた糸が。
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少しずつ。
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少しずつ。
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切れていく、、、。
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『安心した』
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その一言が。
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検査結果よりも。
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主治医の言葉よりも。
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今の香葉には効いてしまった。
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「……。」
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弱い私でも。
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ちゃんと見ててくれる。
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頼っても。
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いいのかな。
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暗くなった病室。
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スマホの小さな明かりだけが、
静かに香葉を照らしていた。




