表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
84/171

当日

翌朝。



カーテンの隙間から朝日が差し込む。



香葉はゆっくり目を開けた。



入院の日。



そう思った瞬間、


少しだけ胸が重くなる。



「……。」



枕元のスマホを手に取る。



通知。



LINE。



古畑亮。



「え。」



時間を見る。



午前一時四十三分。



「こんな時間まで起きてたの、、、」



思わず呟く。



トーク画面を開く。



昨夜送ったメッセージ。



私は私を生きる


終業式の時はありがとう^_^

退院したらまたタピオカ行こう。

この前の分まで飲むから。



その下。



亮からの返信。



『私は私を生きる』

正直よく分からない。



香葉



-_-



『でも。』



『浜中が浜中らしくいようとしてるのは分かった。』



香葉は少し笑う。



古畑らしい。



そして。



その下に続く文章。



『退院したらタピオカな。』



『今度はちゃんと飲めよ、、、笑』

『浜中の分、きたせんが持っていったから』


香葉



-_-b



北原先生の顔が浮かぶ。



絶対飲んだ。



あの人絶対飲んだ、、、笑



思わず吹き出す。



そして。



最後の一文。



短かった。



でも。



一番目を引いた。



『新しい私』



それだけ。



たったそれだけ。



でも。



香葉はしばらく画面を見つめていた。



新しい私。



昨日送ったLINE。



古畑なりの返事。



「……。」



少しだけ笑う。



不安は消えない。



怖いものは怖い。



でも。

行こう。

病院へ。

その先へ。



『新しい私』



香葉は小さく呟いた。



「悪くないかも☺️」



そして。

入院用のボストンバッグへ手を伸ばした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ