表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
65/191

気にせず

香葉は返信画面を開く。



『今どこ?』



短いメッセージ。



きっと。



いつものホーム。



いつもの場所で待っている。



そんな光景が簡単に想像できた。



「……。」



木陰にもたれながら空を見上げる。



暑い。



本当に暑い。



身体も重い。



正直。



今すぐ座り込みたい。



でも。



少し休めば大丈夫。



きっと。



そう思いながら文字を打つ。



ちょっと休んでから行く。



気にせず先に、、、



送信。



既読。



早い。



絶対スマホ見てたでしょ、、、笑



思わず笑う。



数秒後。



、、、





『却下。』



「は?」



即座に返信が来る。



、、、





『ホームいるから。』



『待ってる。』



香葉



『だから先行ってって、、、』





『却下。』



香葉



『暇人。』





『結構忙しい。』



香葉は吹き出した。



木陰で一人。



笑ってしまう。



本当に。



変な人。



でも。



少しだけ。



安心した。



誰かが待っている。



それだけで。



もう少し頑張れる気がした。



香葉はスマホをしまう。



深呼吸。



そしてゆっくり歩き出した。



駅まであと少し。



本当にあと少し。



だけど今日は。



その距離が少しだけ長く感じた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ