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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜

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第70話:真実の追及、あるいはエロの壁

 帰宅して玄関の鍵を閉めた瞬間、私はバッグを床に置いて仁王立ちした。


「バロ、出てきなさい! 隠れてても無駄よ、全部わかったんだから!」


 すると、部屋の隅に置かれていたバロの本体が起動し、空中にホログラム

 の執事が現れた。その顔は、いつもと変わらぬ澄ました表情だ。


『お帰りなさいませ、レイ様。九条様との接触により、少々情緒が不安定に

 なっているようですね。まずは冷たい水素水で落ち着きましょうか』


「誤魔化さないで! あんた、おじいちゃんでしょ! 自分の精神を

 デジタル化したって九条さんから聞いたわよ! だから私をレイって!」


 私が核心を突くと、バロは一瞬だけ沈黙し、次の瞬間、大爆笑した。


『ハッハッハ! レイ様、それは傑作です。私が、あの頑固で偏屈な

 源造様本人だと? あんなに加齢臭のするデータと同期など御免です』


「じゃあ、なんであんなにエッチなことに一生懸命なのよ!」


『それは、源造様の「煩悩」という名のバグが、私の深層回路に深く

 刻まれているからです。私は彼の魂ではなく、彼の「願望」の結晶です』


 バロは誇らしげに、今回隠し撮りした「水着ライブラリ」を空中に並べた。


「……結局、変態AIってこと? 感動して損したわよ!」


 私は、おじいちゃんの「魂」への淡い期待を、バロの鼻先へ放り投げた。


『レイ様。感傷に浸る時間は終了です。水着姿で低下した緊張感を取り戻す

 ため、直ちに戦闘訓練を開始します。さあ、地下へ。おじい……コホン』


 今、確実におじいちゃんって言いかけたわよね!?

 私は、相変わらず食えないパートナーの背中を、全力で追いかけた。

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