表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜じいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしガソタム〜じいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/67

第49話:鉄のタイマー、あるいは光る三分

 食後のまったりした空気の中、サキが調理台のバロ本体を指差した。


「ねえ麗、この置物。昔のロボットアニメに出てくるやつに似てない?

 ちょっと触っていい?」


 サキは答えを待たず、バロをひょいと持ち上げようとして目を見開いた。


「……うわ、重っ! 何これ、中身ギッシリ詰まってない?」


 高性能メカの塊であるバロは、見た目に反してずっしりと重いのだ。


(バロ、お願いだからそのまま黙ってて……。死んだふりして!)


 私が心の中で必死に祈っていると、今度はチカがバロを覗き込んだ。


「これキッチンタイマーなんだよね? ボタンもないし、どう使うの?」


「え、えーっとね! それは、その……三分セットしたい時は……」


 しどろもどろの私が口走った瞬間、バロの本体から合成音声が響いた。


『了解。キッチンタイマーを三分間にセットします』


「……喋った!?」

「最近のタイマーって、音声認識なの? すご!」


 二人の驚きに、私は(ごまかすのを手伝ってくれたんだ!)と安堵した。

 ……が、安堵したのも束の間。バロのサービス精神は止まらない。

 シュン! とバロの頭頂部から光が放たれ、居間のど真ん中の空中に、

 巨大なホログラムの数字『03:00』が浮かび上がり、脈動を始めた。


「ひゃあああ!? 何これ、3D映像!? 浮いてるんだけど!」


「……。あ、あはは! 最近のタイマーって、視認性が高いわよね……」


 暗い部屋を赤々と照らす、無駄に高画質なカウントダウン。

 私は、バロの「やりすぎな協力」に、再び頭を抱えて座り込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ