表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしZガソタム〜おじいちゃんの野望はまだまだ止まらない〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
209/325

第101話:消えた地平線、あるいは凱旋の翼

「……バ、バロ! これ、どうすんのよ!?

 地平線まで地面がなくなっちゃってるじゃない!

 地形が変わっちゃったわよ、どうすんの!?」


 私はモニターに映る巨大な「溝」を指差し、

 座席から身を乗り出して叫んだ。

 あまりの破壊の規模に、頭が真っ白になる。


『フフフ……。いやはや、さすがの破壊力ですな。

 私のシミュレーションをさらに上回る、

 実に素晴らしい、芸術的な弾道にございます』


 バロは慌てる私を余所に、

 ホログラムの胸を張って自画自賛を始めた。


「自画自賛してる場合!?

 怒られるわよ、こんなの!

 おじいちゃん、絶対やりすぎだってば!」


『おやおや、おじい様を褒めていただけるとは。

 これでプロトタイプの残骸は分子レベルで消滅。

 技術流出の心配も皆無。完璧な仕事ですな』


「褒めてないわよ! あーもう!

 真砂ますさん! これ、

 怒られるよね? 私、弁償とか無理だよ!?」


 私はすがるような思いで、

 通信ウィンドウの真砂さんに助けを求めた。


『……。……。うららさん。

 その……。とりあえず、無事で良かったです。

 地形に関しては、こちらで何とか……します』


 真砂さんは、見たこともないほど引き攣った

 笑顔で、けれど優しく頷いてくれた。

『麗さん、ミッションは全て終了しました。

 ……お疲れ様。これより日本へ帰還してください』

 その言葉に、ようやく全身の力が抜けた。

 

『ではレイ様、お掃除用具入れのゴミも

 しっかり回収しましたし、帰りましょうか』


 バロの合図で、人型のゼットが再び

 鋭利な飛行形態へとその姿を組み替えていく。

 

 「ゼット、これより帰還します!」

 

 一筋の白い筋を砂漠の空に残し、

 私たちはマッハ10の速度で、

 懐かしい日本の空へと向けて飛び立った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ