表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしZガソタム〜おじいちゃんの野望はまだまだ止まらない〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

146/201

第38話:無菌の城、あるいは予期せぬ来客

 パーティの喧騒もすっかり落ち着き、

 今年も残すところあと数日となった。


「よし、今日は年末の大掃除だよ!

 バロも手伝ってね。気合入れてやるぞー!」


 私はバンダナを巻き、気合十分で掃除機を握った。

 けれど、バロは居間の中心で浮かびながら、

 慇懃に首を横に振った。


『レイ様。掃除の必要はございません。

 この屋敷に「大掃除」という概念は

 存在しないのでございます』


「……? 何言ってるの。一年分の汚れを

 落として、スッキリ新年を迎えなきゃ」


『ご安心を。既に空気中のほこりも汚れも、

 カビの胞子に至るまで、ナノマシンによって

 粒子レベルで分解・除去済みでございます』


 バロが壁を指し示すと、ホログラムの光が走り、

 隅々までチリ一つない清潔な床を映し出した。


「……えっ。じゃあ、私の出番なし?」


『ええ。雑菌一つ、この私の目を盗んで

 繁殖することなど不可能でございますからな』


 おじいちゃんの超技術は、家事の醍醐味さえ

 奪ってしまうらしい。私が拍子抜けして

 ソファに座り込んだ、その時だった。

 玄関のインターホンが、重々しく鳴り響いた。


『レイ様。内閣府の野田様がお見えです。

 年末のご挨拶……にしては、

 少々顔つきが鋭いようですな』


 バロの言葉に、私は背筋を伸ばした。

 大掃除の代わりに、国家規模の

 「何らかの進展」が、我が家に舞い込んできた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ