表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしZガソタム〜おじいちゃんの野望はまだまだ止まらない〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

133/201

第25話:強欲な遺産、あるいは相続人の権利

 尾田さんが逃げるように降りていった後。

 私もコックピットを出ようとしたけれど、

 入れ替わるように野田さんがタラップを登ってきた。


「……。つまり、女性パイロットなら

 まともに運用させてもらえる、ということだな?」


 野田さんは執念深く、バロへ交渉を仕掛けた。

 するとバロは、もはや執事のフリも忘れ、

 おじいちゃんのダミ声で図々しく笑い出した。


『ガッハッハ! そういうことじゃ。

 何なら、ガソタムの設計図を丸ごと渡してもええぞ。

 自前で量産でも何でもするがいいわい!』


 あまりの太っ腹な提案に、野田さんが目を見張る。

 だが、おじいちゃんの話には続きがあった。


『ただし! わしの設計図を含む全技術は、

 すべてレイに相続させておる。

 ガソタムを作るも動かすも、レイに使用料を払え!』


「……使用料だと?」


『当たり前じゃろ! 国を挙げて運用するなら、

 レイを一生遊んで暮らせる大富豪にするくらいの

 特許料を、きっちり国庫から吐き出してもらうぞい!』


 おじいちゃんの露骨な守銭奴ぶりに、

 私は恥ずかしさで顔を覆った。

 結局、どこまで行ってもおじいちゃんの野望は、

 「レイを甘やかすこと」と「自分の趣味」を、

 国家予算で実現しようとする最悪なものだった。


「……もういい。野田さん、帰ります。

 このじじい、一回凍結しないとダメだわ」


 私は呆れ果てた野田さんの横をすり抜け、

 冷たい風が吹く地上へと降りていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ