表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしZガソタム〜おじいちゃんの野望はまだまだ止まらない〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

131/199

第23話:剥き出しの本性、あるいは最低の告白

「いいからやりなさい!」


 私の命令が飛んだ瞬間、バロのホログラムが激しく乱れ、

 執事の仮面が音を立てて剥がれ落ちた。

 スピーカーからは、怒鳴りつけるような

 おじいちゃんの生々しいダミ声が響き渡る。


『ええい、やかましいわい! ええか麗、

 ガソタムへの正規の搭乗手順ちゅうのはな、

 コックピットの中でスーツへ「換装」する工程が

 不可欠なんじゃ! それがロマンちゅうもんじゃろが!』


 おじいちゃんは、悔しそうに声を荒らげて続ける。


『さっきの真砂は、外で着替えてきおってからに……。

 一番肝心なシーンを記録できんかったんじゃぞ!

 それでも女じゃからと、必死に自分を納得させたんじゃ!』


 コックピットに、おじいちゃんのドス黒い

 欲望が充満していく。


『なのに今度は、男じゃと!? 野郎のデータなんぞ

 1ミリも需要がないわ! そんなもんのために

 わしのリソースは割かせんぞい!』


「……おじいちゃん、最低」


 私は冷めた目で、空中を漂うホログラムを見つめた。

 驚きを通り越して、もはや憐れみすら覚える。


「自分の孫に変なスーツ着せただけじゃなくて、

 他の人の着替えまで覗こうとしてたなんて……。

 本当、この世で一番最低のじじいね」


 私の蔑むような視線を浴びてもなお、

 おじいちゃんは「わしの美学じゃ!」と叫び続け、

 断固としてシミュレーションを開始しようとしなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ