表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしZガソタム〜おじいちゃんの野望はまだまだ止まらない〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

128/199

第20話:魂の摩耗、あるいは交代の序曲

 ガソタムのハッチがプシューと音を立てて開き、

 中から真砂さんがゆっくりと姿を現した。

 その顔は驚くほど青白く、

 膝が震えて今にも崩れ落ちそうなほどだった。


「……真砂さん! 大丈夫ですか?」


 駆け寄る私に、彼女は焦点の合わない目で

 消え入りそうな声を漏らした。


「……あんな……あんな感覚、初めてです。

 ただの操縦じゃない。

 脳を直接かき回されているような……」


 彼女は手すりを握り締め、自分に言い聞かせる。


「でも、ガソタムが私の意思に応えてくれた。

 重い鉄の塊が、まるで自分の体のように……」


 真砂さんは凄まじい疲労感を見せながらも、

 フラフラと更衣室へ向かい、スーツを脱いだ。


 そして数分後。


 真砂さんから手渡されたあのピンクのスーツを、

 尾田さんが「爆弾」でも扱うような手つきで受け取った。


「……。おい、古谷。これ、本当に着るのか?」


 尾田さんは震える声で私を睨んだが、

 後ろに控える野田さんの無言の圧力に屈し、

 絶望に満ちた足取りで更衣室へと消えていった。

 廊下の奥から聞こえてくる、


 「……くそっ、なんでこんなにキツいんだ!」


 という叫び声を聞きながら、私は冷や汗を流した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ